〔リンベル〕な人 Talk to RINGBELL
生まれも育ちも北海道池田町。父は十勝ワインの創業者で、「健康のためにも良いものを食べる」という家庭環境で育ちました。インスタント食品は禁止、お出汁も鰹節から削っていました。食育の先駆けでしょうか。
教育として若い頃からワインのテイスティングをさせられましたが、まさか仕事になるとは思ってもいませんでした。夫のアメリカ留学に付いて行って、ふとワインの講義を受けたのがきっかけでしょうか。歴史や地理、食文化などワインを統括的に学び、その奥深さ、面白さを改めて知ったのが、帰国してから仕事にするきっかけとなりました。
料理とワインのマリアージュを考えるのが大好き。料理はメニューを見れば想像できますが、ワインは名前だけでは味も香りも分かりません。だからソムリエに頼ることなく、自分の好みと経験で、その料理にベストな1本を選べるようになりたいと思っていたんです。今でもお仕事として、マリアージュを経験できるのは本当に楽しいし、この楽しさを多くの方に知って頂きたいと思います。
いま、和食が世界的に注目されていますが、ワインとのマリアージュはまだあまり意識されていません。一般的には甘めの白ワインが合うと言われています。ぶどう品種だとソーヴィニョン・ブランやシュナン・ブラン。鮨や天ぷらにはプロヴァンス地方の辛口ロゼワインもいい。スパークリングワインも合わせやすいでしょう。
ワインを贈るときは、種類が多くて迷いますよね。相手の好みが分からない場合は、白かスパークリングワインが無難かもしれません。あえて言えば、5,000〜6,000円の価格帯なら間違いないでしょう。リンベルのカタログギフトに掲載されているワインはセレクトのセンスもいいし、女性審査員のみによるワインコンペティション「サクラアワード」で入賞した銘柄もたくさんあります。カタログを送って相手に選んで頂くというのは、いまのニーズにも合っているのではないでしょうか。
予期しないときにお花を頂いたり、地方の食材が届いたりするのは、特に嬉しいものです。例えば下関のふぐや、各地ごとにさまざまな種類がある柑橘類なども喜ばれますね。故郷の池田町にも、美味しいものがたくさんあります。リンベルのカタログギフトには「北のハイグレード食品」というジャンルがあって、私も選考委員の一人。予選を経て、本選ではシェフやバイヤー10名くらいで試食して選びます。
リンベルのカタログギフトはよく利用しています。相手がありきの贈り物、喜んで貰えなければ意味がありません。贈る相手のことをよく知らなければいけませんが、たとえ相手の顔が見えなくても、リンベルのカタログギフトなら幅広い年齢層、多様なライフスタイルや趣味嗜好の方々に喜んで貰えるものが揃っています。いつでも贈れる気軽さも便利ですよね。私も頂くことがありますが、奇麗なカタログは見ていて楽しいし、全部貰いたくなってしまいますね(笑)。
北海道池田町出身。 津田塾大学数学科卒。 米国でワインの教育を受けた後、大手酒類問屋でワインコーディネーターとして勤務。女性だけのワインプロモーションチームのチーフを務める。1986年ワイン アンド ワインカルチャー(株)設立。'92年より「田辺由美のWINE SCHOOL」を主宰し、多くの有資格者を育てる。その他、各社のコンサルタント、講演活動などで活躍。日本にワイン文化を定着させた功績が認められ、フランス政府より農事功労賞を授与される。'11年、一般社団法人ワインアンドスピリッツ文化協会を設立し、ワインインストラクターの認定を始める。また'14年には南アフリカ共和国大使館よりワインアンバサダーを拝命。'13年より、女性によるワイン審査会“SAKURA”Japan Women's Wine Awardsを主催。著書に「田辺由美のWINE BOOK」「田辺由美のWINE NOTE」(共に飛鳥出版)、「南アフリカワインの全て」(ワイン王国)等多数。