夏を乗り切る暑気払い、お中元や手土産に活用しよう

暑気払いとは、健やかに夏を乗り切る生活の知恵。現代的なものだとビアガーデンやプールも暑気払いに入ります。暑気払いに向けて、お中元や手土産など、贈り物を活用してみましょう。

イラスト:夏の暑さを払うアイテム(ウナギひつまぶし、水ようかん、スイカ、ビール、甘酒)を指さしながら「暑気払いのアイテムは、夏の贈り物にぴったりです」とコンシェルジュ

暑気払いとは 暑気を払って夏を健やかに

暑気とは、中医学(漢方医学)において、心身に悪影響を及ぼすと考えられている邪気のひとつ。季節に関係する邪気は「風、暑、燥、湿、寒、火」の6つで、合わせて六淫の邪気(りくいんのじゃき)と呼びます。

夏に特に気をつけたい邪気は2つ、暑さによって体を消耗させる「暑邪」と、湿気が体の内にこもることで、だるさや食欲不振につながる「湿邪」。これが秋になると乾燥による「燥邪」へと移り変わっていきます。漢字で表現されているので、だいたいのイメージがつかめるのではないでしょうか。

体に襲いかかる暑邪を払って、心身のバランスを整える暑気払いは、日本においても古くから行われてきました。夏越の大祓、茅の輪くぐりなどの行事や、打ち水や風鈴といった夏の風物詩も暑気払いです。

暑気払いに「涼」を贈る

夏の時期の贈り物は、暑さを打ち払う「涼」を感じるものを選びましょう。

「涼」を贈る食べ物といえば、食欲がなくても食べられそうなもの。水ようかんやゼリーなどは、目に涼やかでのどごしがよく、小分けされているので、お中元にもぴったりです。

また、夏に旬を迎えるスイカや桃もおすすめです。薬膳の観点からも、スイカと桃は体の熱を清めて余分な水分を出すとされ、暑気払いにぜひ食べたい果物です。

暑気払いに「スタミナ」を贈る

夏バテ予防には「滋養強壮」のあるものが最適です。古くから夏バテによいと言われるウナギは、薬膳においても滋養強壮の効能があります。ほかにも、アジ、羊肉、山芋などは、滋養強壮の薬膳食材です。贈り物にグルメを選ぶなら、これらの食材を考慮に入れるのも良いアイデアでしょう。

夏の終わりにはサンマもおすすめです。昔から「サンマが出れば按摩(あんま)が引っ込む」と言われるほど、夏の疲れを回復する滋養があるとされてきました。

ただし、焼き肉やウナギなどスタミナ系の食べ物は、「夏バテに負けない体力をつける」ものですから、すでに夏バテしている場合には胃腸に負担をかけるので不向きです。お相手がバテやすい方、または胃腸の弱い方だと知っている場合には、先に書いた「涼」のものをお贈りするほうがよいでしょう。

冷たい飲食物も◎

冷たい飲食物は胃腸を冷やす……とは言うものの、やはり猛暑日には冷たいものが欲しくなります。また、お中元をはじめとした夏の贈り物としても、喜ばれます。

ビールやフルーツジュース、レトルトタイプの冷製スープなどは、お中元の定番品。保存が効くのもうれしいポイント。また、「飲む点滴」と称される甘酒は、実は夏の季語であるくらい、夏におすすめしたい飲み物です。冷たくしてもおいしく消化吸収に優れているため、夏バテ時期の滋養におすすめです。

保冷品を配送する場合は、事前に先方へ連絡を

生ものや冷蔵品を宅配便等で贈る場合、冷蔵・冷凍温度車の配送サービスを利用しましょう。その際忘れてはならないのが、先方がご在宅の日時をうかがっておくことです。こちらの都合でお送りすると、先方に再配達の依頼や、保存スペースの空きがないなどの面倒をかけてしまうかもしれません。お相手の手間を最小限にすることで、より気持ちが伝わる贈り物になります。

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