2023年のお歳暮はいつまでに贈る? もらってうれしい人気ランキングも発表

カバーイラスト:2023もらってうれしいお歳暮(左上からグラス入りのビール、ハム、ソーセージ、贈り物をするうさぎ、チョコ、マドレーヌ、バームクーヘン

お世話になった人へ1年の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮。でも、贈る時期はいつ? 何を贈ればいいの? と迷われる方も多いと思います。今回は、昨年、お歳暮をもらった男女400名にインターネット調査を行い、お歳暮に喜ばれる人気のお品物をランキングにまとめました! 同時に、お歳暮を贈る時期やマナーなどもご紹介します。

昨年、お歳暮をもらった男女400名にインターネット調査
調査期間:2023年2月1日~2月6日

2023年のお歳暮はいつ贈ればいい?

年末のごあいさつとして贈るお歳暮ですが、どの時期に贈るのがよいのでしょうか。一般的には、11月末頃〜12月20日頃までに贈ることが多いようです。年の瀬で忙しくなる12月25日までには届くように贈るのがベターでしょう。地域によっては、年末に使っていただくお品物を12月中旬に贈る文化もあるようです。年末は何かと忙しくなる時期でもあるので、早めに手配をしておくと安心ですね。

お歳暮を贈るタイミングが遅くなってしまったら? お急ぎで贈る方法も!

忙しくて、つい贈るのを失念してしまっていた! 12月20日前後までに間に合わなかったとしても、諦める必要はありません。そのような場合には、熨斗(のし)の表書きを「御年賀」もしくは「寒中御見舞」として贈ることができます。

「御年賀」の時期は、関東の場合、年明け〜1月7日まで、関西では年明け〜1月15日までとなります。地域によって時期にちがいがあるので、チェックしておきたいですね。

「寒中御見舞」は、松の内(関東では1月7日、関西では1月15日)を過ぎてから、立春(2月4日頃)の時期まで使うことが可能です。目上の方に贈る際には、表書きを「寒中御伺」とすることで、より敬意を示すことができます。

手配やお品物選びに時間が割けない。でも急いでお歳暮を贈りたい! という方は以下の記事にて、お急ぎで贈る方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

2022年のお歳暮はまだ間に合う?お急ぎで贈る方法を解説!

お歳暮の贈り方・選び方

お歳暮の熨斗(のし)紙は?

お歳暮のお品物に掛ける熨斗(のし)の水引には、紅白で5本の蝶結びを選びます。これは、お歳暮が何度繰り返してもよい贈り物だからです。表書きは「お歳暮」または「御歳暮」とし、贈り主の名前(フルネーム)を書き入れます。

品物の選び方やポイント!

お歳暮の品物選びに迷われる方も多いでしょう。予算を考慮しながらも、贈るお相手の好みに合ったものを贈りたいですよね。

お歳暮の定番には、カタログギフト、保存期間が長いコーヒーやハム、ソーセージ、お酒類や、お正月の料理に使える生鮮食品があります。お相手の家族構成や嗜好に合ったものを選ぶことで、より一層喜んでもらえるはずです。

また、贈り物の定番として商品券なども挙げられますが、「お金に困っている」という意味にも捉えられる可能性があり失礼にあたる場合もありますので、目上の方に贈るのは避けましょう。

もらってうれしいお歳暮ランキングでは、昨年実際にお歳暮をもらった方に聞いたリアルな声をまとめていますので、品物選びの参考にしてみてください!

もらってうれしいお歳暮ランキング ベスト10!

グラフ:もらってうれしいお歳暮ランキングBest10

1位 加工肉(ハム・ソーセージなど) 2023年22.5%/2022年22%

2位 洋菓子 2023年18.5%/2022年15.8%

3位 ビール・発泡酒 2023年16.8%/2022年18%

4位 カタログギフト 2023年13.8%/2022年13.3%

5位 コーヒー・紅茶・日本茶 2023年12.8%/2022年13%

6位 水産品・魚介類 2023年12.5%/2022年11.5%

7位 果物 2023年12%/2022年10.5%

8位 畜産品・肉類 2023年9.3%/2022年9.3%

9位 和菓子 2023年8%/2022年8%

10位 ジュース飲料 2023年7.8%/2022年10%

複数回答

昨年お歳暮ギフトをもらった方に、「もらってうれしかったお歳暮はどんなものでしたか?」とお聞きしたところ、1位は「加工肉(ハム・ソーセージなど)」、2位は「洋菓子」、3位は「ビール・発泡酒」の結果になりました。4位は「カタログギフト」、5位は「コーヒー・紅茶・日本茶」、6位は「水産品・魚介類」、7位は「果物」となっています。

2022年の調査と比較して、ランキングに大きな変化はありませんので、ベスト10位までのお品物は、定番となっているハズさない安定のお歳暮ギフトだといえそうです。

お歳暮に人気のTOP5のジャンルを深掘り!

1位 加工肉(ハム・ソーセージなど)

2023年、2022年ともに1位となった「加工肉(ハム・ソーセージなど)」。保存期間が長いことが特長で、お歳暮の定番品となっています。素材や産地にこだわった商品や、高級感のあるお品物が多く、喜ばれるお歳暮ギフトとなっています。

2位 洋菓子

「洋菓子」もお歳暮ギフトの定番! 有名レストランやカフェ、老舗の洋菓子店が作る絶品の洋菓子は、老若男女を問わずおすすめです。個包装になっているものは、日持ちもしやすくご家族で分けて食べていただけるので喜ばれます。

3位 ビール・発泡酒

お酒を好まれる方やお取引先さまには、「ビール・発泡酒」もおすすめ。定番となっているビール・発泡酒は、必要以上に気を遣わせずに贈れるのが魅力です。人気の銘柄や、珍しい銘柄などはビール好きの方にとって、うれしい贈りものになるでしょう。

4位 カタログギフト

お歳暮ギフトとしてメジャーになっている「カタログギフト」。グルメ、雑貨、日用品など、さまざまな品物のなかから選ぶことができますので、贈るお相手の好みがわからない場合でも安心して贈ることができそうです。種類や価格帯のバリエーションも幅広くなっていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

5位 コーヒー・紅茶・日本茶

寒い季節にほっこりする「コーヒー・紅茶・日本茶」も、お歳暮ギフトで喜ばれています。人気ブランドのコーヒーギフトやセット商品もあり、ご家庭から取引先まで重宝しそうです。

もらってうれしいお歳暮ギフトのポイントは?

グラフ:もらってうれしいお歳暮ギフトのポイント Best5

もらってうれしいお歳暮ギフトのポイント! ベスト5

1位 自分では買わない高級グルメ 43.5%

2位 産地直送のグルメ 43%

3位 日持ちがするグルメ 31%

4位 有名シェフやパティシエの味わいや、老舗・名店の品 22.5%

5位 好きなものが手に入る、カタログギフトや商品券・ギフト券 18.3%

複数回答

「もらってうれしいお歳暮ギフトのポイント」についてお尋ねしたところ、1位は僅差で「自分では買わない高級グルメ」、2位は「産地直送のグルメ」という結果に。高級感や特別感、希少性が喜ばれるポイントになっているようです。

3位は「日持ちがするグルメ」で、もらってうれしいランキングにも入ったハム・ソーセージ、コーヒー・紅茶・日本茶などが該当します。4位は「有名シェフやパティシエの味わいや老舗・名店の品」でした。普段は購入しないような名店のお品物もお歳暮ギフトには最適です。5位は「好きなものが手に入る、カタログギフトや商品券・ギフト券」。自分好みの品をセレクトしたいという、受け取る側のホンネも垣間見える結果となりました。

お歳暮に迷ったらカタログギフトという選択肢も!

「もらってうれしかったお歳暮ランキング」&「もらってうれしいお歳暮ギフトのポイント」の両方にランクインした「カタログギフト」。さまざまな品物のなかからお好きなものを選んでいただけるので、お相手の好みがわからないときや、何を贈ろうか迷った際のギフトとして最適です。

また、昨今では、人気の雑誌やブランドとコラボしたり、たとえば「北海道」や「牛肉」「米」など、特定の地域やグルメに特化したカタログギフトなど、さまざまなカタログギフトがありますので、お相手の趣味嗜好に寄り添ったカタログを選ぶこともできます。

幅広い価格帯が用意されていて、予算に合わせて選べるのもうれしいポイント。贈り先さまの年代・性別を選ぶことなく幅広い層に喜ばれるオールマイティなギフトだといえそうです。

どんなカタログギフトが人気なの?

選ばれているのはこんなカタログギフト

  1. グルメがメインのカタログギフト38.2%
  2. 雑貨・グルメ・体験などが1冊にまとまったカタログギフト25.6%
  3. 雑貨がメインのカタログギフト18.6%

複数回答

1位は「グルメがメインのカタログギフト」。やはりお歳暮といえばグルメがメインですので、グルメカタログが人気No1なのも納得の結果なのではないでしょうか。

グルメのカタログギフトには「もらってうれしいお歳暮ランキング」に入った「加工肉(ハム・ソーセージなど)」「洋菓子」「ビール・発泡酒」などを含む、さまざまなグルメがラインナップされていますので、お相手の好みに関わらず、みなさまに「本当にほしいグルメ」をお届けすることができます。「おいしいものを贈って喜んでもらいたい!」と思ったときにいちばん効率的なギフトなのかもしれません。

次に多かったのが「雑貨・グルメ・体験などが一冊にまとまったカタログギフト」、3位は「雑貨がメインのカタログギフト」となりました。

その他、上位には「体験型ギフトのカタログギフト」や「ブランドのカタログギフト」、「雑誌とコラボしたカタログギフト」もランクインしました。
カタログギフトもバリエーションが豊富になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

送り状と添え状を忘れずに! ビジネスシーンでのお歳暮の注意点

お歳暮をお贈りする際には、マナーや注意点があります。特におさえておきたいポイントのひとつは「お歳暮を贈る時期」。
一般的には、年の瀬の忙しい時期を避け、12月1日〜20日頃までに贈るのが適切とされていますが、お取引先さまの休業日や会社のイベントなどと重ならないように配慮しましょう。
また、直接お歳暮をお渡しする場合には、訪問する時間帯にも気をつけたいところです。午前中であれば10〜11時頃、午後なら2時〜4時の間が適切です。お相手のご都合を事前に確認したうえで、訪問するようにしましょう。

配送・郵送する場合には、送り状と添え状も重要です。配送する際には、必ず先んじて挨拶状でもある送り状を送ることがマナーとされています。お取引先さまに確実に品物を受け取っていただけるように、配送予定日や配送方法を記し、配送日の2〜3日前に受け取っていただけるように投函しましょう。また、お歳暮ギフトには、必ず添え状を同封しましょう。添え状には、感謝の気持ちとお取引先さまを気遣う言葉を記します。

以下はお中元についての記事になりますが、送り状・添え状の概要については同様ですので、参考にしてみてください。

お仕事関係の方へのお歳暮の予算は?

3,000円未満21.7%

3,000円~5,000円未満42.1%

5,000円~1万円未満23.7%

1万円以上12.5%

お仕事関係の方へのお歳暮の予算はどれくらいなのでしょうか。仕事関係の方からもらったお歳暮の価格帯を調査したところ、「3,000〜5,000円未満」が最も多く、次に「5,000〜10,000円未満」が多いことがわかりました。「10,000円以上」と回答した方も12%にのぼっています。ご予算の検討の際の参考にしてみてください。

つぎに、お仕事関係以外のお歳暮の予算について見てみましょう。

お歳暮の予算はいくらくらい?

グラフ:お歳暮の予算はいくらくらい?

お子さま・お子さま夫婦から

3,000円未満 17.7%
3,000~5,000円未満 38.1%
5,000~10,000円未満 33.6%
10,000円以上 10.6%

普段から親しくしているご親せきから

3,000円未満 25.3%
3,000~5,000円未満 45.7%
5,000~10,000円未満 25.3%
10,000円以上 3.7%

普段はあまり接触がないご親せき・親類から

3,000円未満 20%
3,000~5,000円未満 45.7%
5,000~10,000円未満 21.4%
10,000円以上 12.9%

日頃からお付き合いのある方から

3,000円未満 25.9%
3,000~5,000円未満 46.3%
5,000~10,000円未満 17.6%
10,000円以上 10.2%

お歳暮を贈る際に気になるのが、お歳暮の予算! 実際にみなさんはどのくらいの価格帯のお品物を受け取っているのか、調査しました。
グラフでご覧いただけるように、どのような間柄でも「3,000〜5,000円未満」のお品物をお贈りしている方が多いことがわかります。
お子さま・お子さま夫婦からの場合、2番目に多かったのが、「5,000〜10,000円未満」。日頃お世話になることが多いご両親・義理の両親には、予算をかける人が多いのかもしれません。
ご親せき関係でも、日頃からのお付き合いの深さに関わらず、「3,000〜5,000円未満」のものを贈る方が多いことがわかりました。
お歳暮の予算には明確な決まりはありませんが、相場は「3,000〜5,000円未満」が一般的だといわれています。

コロナ禍前後でお歳暮の傾向は変わった?

もらうお歳暮の数に変化はあった?

減った39.8%

増えた9.5%

変化なし50.3%

もらうお歳暮の金額感に変化はあった?

減った16.5%

増えた11.8%

変化なし71.3%

最後に、「コロナ禍前後でお歳暮の傾向に変化があったか」と、お聞きしたところ、上記のような結果となりました。コロナも収束傾向となり、人との交流も戻りつつあります。今年は、お世話になった方への年末のごあいさつを検討してみるのもよいかもしれません。

調査実施:ギフト総合研究所

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