お中元のご挨拶 送り状の書き方&相手別文例
お中元をはじめとする贈り物を配送する場合は、届くよりも先に「送り状」で“贈り物をお届けする”ことをお知らせするのがより丁寧だとされています。特にお中元は「季節のご挨拶」ですから、贈り物が届く旨だけでなく、相手を気遣うひとことも添えたいところです。
目上の方でも、親しい方でも、基本的な構成をこのようにしておくと、読みやすくまとまった手紙になります。贈り物が届く旨を伝える際には、発送時期(到着時期)やどんな品であるかもお知らせできるとお相手も助かるはず。ただし、押しつけがましくならないように気をつけましょう。
拝啓 酷暑の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。
つきましてはお中元のおしるしまでに、別便にて○○をお送りいたしました。○日頃には届くかと存じますので、ご笑納いただけますと幸いに存じます。
時節柄、お身体の具合を崩されませぬよう、何卒ご自愛くださいませ。本来ならばお伺いするべきところ、まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。 敬具
謹啓 盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てにあずかり、厚くお礼申し上げます。
つきましては、心ばかりの品ではございますが、日頃のお礼までに本日○○デパートより○○をお送りいたしました。お口に合うかわかりませんが、皆様でご賞味いただけますと幸いです。
末筆ではございますが、貴社のますますのご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
略儀ながら書中をもちましてお中元の挨拶を申し上げます。 謹白
拝啓 連日厳しい暑さが続いておりますが、○○様をはじめご家族の皆様方には健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
平素は、何かとお気遣いいただきまして誠にありがとうございます。また久しくご無沙汰いたしまして、申し訳ございません。
日頃の感謝をお伝えしたく、心ばかりの品ではございますが別便にて当地特産の○○をお送りいたしました。ご笑納いただけますと幸いです。
今夏はこれからも猛暑が続くと見聞きしております。ご多用とは存じますが、どうかお身体ご自愛くださいませ。
まずは書中にて、ご挨拶まで。 敬具
もらった方が自分が好きなものを選んでお取り寄せできるという自由度が、性別や年齢を問わず多くの方に喜ばれているようです。