厄年とは? 厄年の男女へぴったりの贈り物選び

「厄」とは災難や病苦などの災いごとを意味し、厄年とはその名のとおり、災いに遭いやすい年齢とされています。ただの言い伝えと思う方もいらっしゃる一方で、やはり気になるという方は多いようです。

人生の節目とも捉えられている厄年について解説しつつ、厄年の方へ贈りたい「厄祓い」につながる贈り物をご紹介します。

イラスト:贈られたペアのマフラーを巻いた61歳の厄年を迎えた男女。似合うか?と聞かれ「わあ、2人とも似合うよ〜。今年も元気で仲よくね!」と答える贈り主の娘と孫。

【男女別】厄年の意味と年齢

一般的に厄年とは、災難に合いやすいとされる年齢のことで、厄年を迎えたら体調や災難にじゅうぶん気をつけて過ごしたい年とされています。

厄年は男女で年齢が異なり、数え年で男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳が一般的。地域や宗派によっては、女性の61歳も厄年とすることもあります。また、厄年は通常「本厄」、その前後の年を前厄・後厄と呼び、同様に気をつけて過ごすべき年といわれます。

「数え年」とは、生まれた年を1歳として数え始め、元旦を迎えるごとにひとつずつ歳をとるという年齢の数え方です。「実際の年齢に1を足した合計=数え年」と覚えておくとよいでしょう。

 

「数え年」は、江戸時代まではとてもメジャーな年齢の数え方でした。今でも一部の慣習で用いられているので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

コンシェルジュさん

2024年(令和6年)の女性の厄年は何歳?

2024年(令和6年)に厄年を迎えるのは、何年生まれの方なのでしょうか?前厄・後厄と合わせて女性の厄年を見ていきましょう。

前厄 本厄 後厄
【18歳】

2007(平成19)年生まれ<いのしし>

【19歳】

2006(平成18)年生まれ<いぬ>

【20歳】

2005(平成17)年生まれ<とり>

【32歳】

1993(平成5)年生まれ<とり>

【33歳】

1992(平成4)年生まれ<さる>

【34歳】

1991(平成3)年生まれ<ひつじ>

【36歳】

1989(昭和64・平成元)年生まれ<へび>

【37歳】

1988(昭和63)年生まれ<たつ>

【38歳】

1987(昭和62)年生まれ<うさぎ>

【60歳】

1965(昭和40)年生まれ<へび>

【61歳】

1964(昭和39)年生まれ<たつ>

【62歳】

1963(昭和38)年生まれ<うさぎ>

女性の本厄は、数え年で19歳・33歳・37歳・61歳です。とくに女性の33歳は「散々(さんざん)」を連想させることから「大厄」と捉えられています。

厄年の女性の過ごし方

厄年を迎えた女性は、どのように過ごすのがよいのでしょうか?

一般的には結婚や引越し、転職、起業などといった「人生の転機」になるような大きな行動を厄年にとることは避けたほうがよいとされています。しかし逆の考え方もあり、このような大きな行動を選択することによって、厄を祓ってくれると考える地域もあるようです。

言霊信仰のように「マイナスな考えはマイナスな要素を招く」ともいわれています。「今年は厄年だから結婚は延期にしよう」「来年は前厄だから、今のうちに転職をしないとうまくいかないかもしれない」というように考え込みすぎると、かえって物事や人間関係がうまくいかなくなってしまうかもしれません。

厄年には、人生を左右するような行動をとってはいけないという警告ではなく、「厄年だからこそ身の回りのことに気をつけよう」と丁寧に暮らすことに気を配るよう心構えをすることが大切だという意味が込められているのではないでしょうか。

 

人生に変化はつきものです。厄年を悪いものとして捉えるのではなく、習慣や環境を変えるきっかけのひとつとして捉えられるようにできたらよいですね!

コンシェルジュさん

2024年(令和6年)の男性の厄年は何歳?

2024年(令和6年)に厄年を迎える男性の年齢について見ていきましょう。

前厄 本厄 後厄
【24歳】

2001(平成13)年生まれ<へび>

【25歳】

2000(平成12)年生まれ<たつ>

【26歳】

1999(平成11)年生まれ<うさぎ>

【41歳】

1984(昭和59)年生まれ<ねずみ>

【42歳】

1983(昭和58)年生まれ<いのしし>

【43歳】

1982(昭和57)年生まれ<いぬ>

【60歳】

1965(昭和40)年生まれ<へび>

【61歳】

1964(昭和39)年生まれ<たつ>

【62歳】

1963(昭和38)年生まれ<うさぎ>

男性の「本厄」は、数え年で25歳・42歳・61歳の3回です。特に男性の数え年42歳は「死に」を連想させることから大厄と言われています。

厄年は、健康や身の回りの環境を見直すよい機会

「厄年」の概念は、平安時代には既に定着していたようです。平安時代の平均寿命は、貴族の場合でも30歳程度、江戸時代では一般的に32〜44歳程度と、現代人から見るとはるかに短命です。平安時代の25歳が現代人の高齢者に相当することを考えると、この年齢にして大病を患う人も珍しくなかったと推測されます。

一方、現代人の我々の場合、61歳は男女ともにまだまだ現役。昔の厄年とは状況が違います。さらに、現代では就職・異動・結婚・出産など、求められる役割りや体調が変化する時期が多く、これらの転機と厄年が重なる人も多いと考えられます。厄年をひとつの目安として、健康に気をつけたり、将来に向けて環境を整えたりするのもよいことです。

 

人間の寿命は、時代の流れとともに格段に伸びています。健康に長生きできるよう、厄年をひとつのきっかけにしてみましょう。

コンシェルジュさん

厄除けは節分までに行うもの?

「厄除けは節分までに行うほうがよい」という説があります。これは、旧暦の上では立春が一年の始まり(現在のお正月に相当)とされていたことに由来します。

元来、厄祓いは新年を迎えるまでに行うべきだと考えられていたため、これを現在の暦に置き換えると「節分の頃まで」という考え方になります。ちなみに現代では、一年を通して厄除け祈願を行う寺社が多いので、節分までに済ませるという考え方にとらわれる必要はないようです。

厄除けと一緒に護摩祈願を行なっている寺社も多いので、家内安全や安産祈願なども一緒にお願いすることができます。厄年だからといって身構えすぎずに、上手に付き合っていきたいですね。

厄年の男性・女性へ贈り物の選び方

厄年に関係する贈り物ならば、やはり厄除けを連想できるようなアイテムがおすすめ。また、厄年は病気になりやすいとされていますから、健康に関わる贈り物も適しているといえます。

厄除けになる縁起物

厄除けとなる贈り物は、お守りのように身につけるものが適しています。「長いもの」は長生きに通じ、昔から帯や腰紐が好まれてきましたが、現代ではあまり使う機会が少ないので、男性ならネクタイやベルト、ループタイ、パスケース、名刺入れ、財布がよいでしょう。

女性ならネックレスやブレスレット、スカーフなどはいかがでしょうか。マフラーは男女ともにおすすめです。

そのほか、厄除けの文様が入った贈り物もおすすめです。蛇や龍をデザイン化した「うろこ模様」には脱皮をして再生するという意味が、「青海波」(せいがいは:細かい波型の文様)には穏やかな波のように平和な暮らしが続くようにという願いから、意味が込められており、古くから厄除けの文様として用いられてきました。

うろこ模様の財布や青海波柄のハンカチなど、厄除けのギフトとして喜ばれるでしょう。もちろん厄除けのお守りや、厄除けになるパワーストーンのアクセサリーも候補に入れるのもよいですね。

厄除けにおすすめのギフト

健康を気遣う贈り物

仕事に趣味にと忙しく過ごされる方や年配の方には、健康を気遣う贈り物を。人間ドックや健康診断に使えるギフト券は、贈り先さまが自身の健康をふり返るよい機会になります。先方に説明できるように、使える場所や検診内容を確認しておきましょう。

健康グッズが適しているとはいえ、厄年に無理は禁物です。マッサージグッズ、バスソルト、アロマディフューザー、ハーブティーなど、癒やしにつながるアイテムも厄年にふさわしい贈り物といえます。

厄年をきっかけに集まろう

三重県中南部の地方には、厄年の人が親しい人を招いてもてなし、帰りに「厄」と表書きをしたお土産を持って帰ってもらう「厄祝い」という行事があります。この「厄祝い」を現代風にアレンジして、厄年を迎えられた親しい人を招いた食事会を開いてみてはいかがでしょうか。

寺社で厄祓いをしたあとに、みんなで外食するのもよいアイデアです。コロナ禍という状況に注意を払いながら、みんなで楽しい時間を過ごすことが厄祓いとなるはずです。

厄年は悪い意味ばかりではない

厄年は災いに遭いやすいとされていますが、一説には厄年は「役年」に通じ、「厄年の人=役に立つ人(大事な役割りを担う人)」とも捉えられています。「今年はがんばりどきですね!」という気持ちで、厄年の一年が健やかな年になるような贈り物を選んでみましょう。

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