大安・友引……結婚式や入籍によい日取りっていつ!?

「本日はお日柄もよく……」という挨拶を耳にしますが、「お日柄のよい日」とはどの日なのでしょうか? ここでは、冠婚葬祭でよく取り上げられる「六耀」の日柄について見ていきましょう。

豪華なドレスで友人にうらやましがられつつ、内心「仏滅でトクした!」と思っている新婦イラスト

一に「大安」、二に「友引」が結婚向き

万事においてよい◎の日が「大安」

結婚はもちろん、入籍、結納、引っ越しや商売、旅行などあらゆることによいとされるのが「大安(たいあん)」の日です。このため、結婚式場が最も混みあう日でもあります。近年は大安にこだわらない方も増えていますが、ご年配の方などは「結婚式は大安の日でないと」と考えていることも。

お昼以外はOK!葬儀は×でも結婚には○な「友引」

「友引(ともびき)」は「友を引く」として弔事では好まれない日ですが、実は正午~午後を除く朝、夕、夜についてはよい日とされ、大安の次に結婚に向いていると言われます。「友を引く」のも結婚であれば「幸せのお裾分け」だという考えも見られます。

「先勝」も午前からの式なら大丈夫!

「先勝(せんしょう)」は「何事も先を急ぐことがよい」という日。午後からはよくないとされています。一方、先を急ぐだけに午前中は吉とされ、結婚式も午前中から執り行うのであればよいと言われています。

「赤口」「先負」「仏滅」はできれば避けたい

時間も意味もあまり結婚向きではない

「赤口(しゃっこう、しゃっく)」は正午以外は凶とされ、字面から火や刃物に気をつけるべきとも言われます。「先負(さきまけ、せんぷ)」は先勝とは逆に「急ぐとよくない、静かに過ごすべき日」。「仏滅(ぶつめつ)」は仏も滅するほどよくない日、何事にも終日凶と言われ、当然結婚式も避けられます。ただし、「午後は翌日の大安に向けて運気が上がる」という説もあります。

気にせず「自分たちの佳(よ)き日」を選ぶカップルも

六耀を踏まえて日取りを決めるかどうかは、もちろん周りの意見もありますが、基本的に自分たち次第。例えば、人気のない仏滅の日は料金が安くなったり、特典がついたりという式場もありますので、そのような利点を上手に生かして、幸せな結婚式を挙げている新郎新婦も少なくありません。

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