春のお彼岸は何をお供えするの? お供え物のマナー

お墓参りで故人の好物を手向けたり、墓前で献杯したり……映画やドラマでよく見かけるシーンですが、好物でもお供えに適さないものはあるのでしょうか。また、お参りが終わった後はどうしているのでしょうか。順番に見ていきましょう。

イラスト:テーブルに向かい合う母子。男の子がぼたもちを手にしながら「おそなえってたべていいの?」と聞くと、母親は「あなたが食べなさいって、ご先祖様がくれたのよ」と答える。

春のお彼岸の時期は?

春のお彼岸の日程は「春分の日を中心とした前後7日間」

春・夏のお彼岸の日程は、春分の日・秋分の日を中日とした7日間とされています。春分の日・秋分の日は「昼と夜の長さが同じになる日」、つまり地球の公転状況によって決まるので、実は毎年同じ日というわけではありません。もちろん、お彼岸の日程も前後することがあります。

2021年春のお彼岸は3月17日(水)~23日(火)

春分の日は毎年3月20日か21日になることがほとんど。2021年の春分の日は3月20日(土)ですので、お彼岸は春分の日の3日前である3月17日(水)から、3日後である23日(火)までとなります。

お菓子でなくてもいい?お供え物の選び方

春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」

お彼岸のお供え物といえば、もち米とうるち米を蒸して軽くつき、丸めたものにあんこをまぶす「ぼたもち」が知られています。秋のお彼岸にも同じようなお供え物をしますが、こちらは「おはぎ」と呼ばれるのが一般的です。

亡くなった方の好物があればぜひ

故人の好物がわかっていれば、それをお供えするのもおすすめです。個包装のお菓子や小容量のお酒などがよく見られます。また、お寿司やカレーなど墓前に供えにくい物は、好物を象ったろうそくなどもありますので、代わりにお持ちするのも良いでしょう。

季節の果物やお菓子なども

お供えの果物といえばリンゴやバナナが定番ですが、いちごやかんきつ類、ビワなど春ならではの旬の果物もおすすめです。こうした果物を使ったお菓子や、桜をモチーフにしたお菓子などもおすすめです。

生花はなるべく重ならないように

生花もお供えの定番ではありますが、先にお参りした方がすでに新しい花をお供えしていたり、同行者でお花のお供えが重ったりすると、花入れに入りきらない場合があります。事前にお供え物を同行者と相談し、重ならないと分かっている場合だけ持参する方が無難でしょう。

覚えておきたいお供え物のマナー

飲食物や生花のお供え物は基本的に「持ち帰る」

屋外の墓地では、飲食物のお供えが鳥や動物に荒らされる可能性もありますので、お参りが済んだらすべて持ち帰るのが一般的です。屋内の納骨堂などでは、缶飲料など傷みにくいものであれば置いておけることもありますが、あらかじめ管理者などに確認しておきましょう。持ち帰ったお供えは同行者で分けていただくことをおすすめします。

生花も傷みやすいものですので、近いうちに再訪する、管理者が片付けてくれるなどのあてがない場合は持ち帰ります。

生花を仏壇に飾り直すのは避けて

持ち帰った生花は家に飾るなどするとよいでしょう。ただし、一度ご先祖様へお供えしたものですから、仏壇などに飾り直すのはおすすめできません。あくまで、自分たちの観賞用としましょう。

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