叙勲祝いのお返しはどうする? 基本的なマナーを知っておこう

叙勲(じょくん)受賞となると、おめでたい鯛やとびきりの日本酒をお祝いにいただいたり、周囲の方々が祝賀会を開いて盛大に祝ってくださったりといったことも珍しくありません。このような叙勲祝いへの感謝の示し方を見ていきましょう。

イラスト:初老の夫と妻。「記念品はいつものどら焼きで」と夫が言うと、妻が「消えものでよろしいの?」夫は「またいただけるよう精進するさ」とおおらかに笑う

叙勲祝いとそのお返しについて

叙勲祝いにはどのようなものがある?

叙勲とは、国家や公共事業に功労のあった人に勲等を授け、勲章を与えることを言います。日本では、各界の功労者に対して毎年春と秋に授与される春秋叙勲や、警察官・自衛官などへ授与される危険業務従事者叙勲、各界の功労者が亡くなった際に授与される死亡叙勲などがあります。

叙勲祝いは、一般的に叙勲を祝って周囲の方々から本人(死亡叙勲以外)へ贈られる金品を言います。詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

知らないでは恥をかく!? 叙勲祝いの基本とマナー

「内祝い」や「叙勲記念品」がお返し代わりに

叙勲祝いのお返しは、叙勲の喜びを分かち合う意味合いのある「内祝い」や、叙勲を記念して受章者から贈る「叙勲記念品」の名目で贈られるのが一般的です。

叙勲祝いに限らず、お祝いへの返礼品は「お祝い返し」「お返し」などとよく呼ばれますが、熨斗の表書きに「お返し」と書くことのないよう注意しましょう。

叙勲内祝い・記念品の贈り方

お祝いの金品には半額程度の記念品を、祝電にはお礼状を

叙勲祝いとして金品をいただいた場合には、その半額程度を目安とした記念品を用意するのが一般的です。祝電や、電話での祝辞などをいただいた場合は、品物ではなくお礼状を出します。

祝賀会を主催するなら引出物として贈り、他は1~2週間以内を目途に

受章者側で祝賀会を主宰するのであれば、内祝い(叙勲記念品)は引出物としてお渡しするのが一般的です。祝賀会をしない場合や、どなたかに開いていただく場合は、発表や祝賀会の後1~2週間以内を目安に内祝いをお贈りするようにします。

熨斗の水引は蝶結び、表書きは「内祝い」か「叙勲記念」

叙勲は一度限りではなく、同じ人が何度でも受けることができます。つまり、叙勲祝いは何度あっても良いお祝いですので、熨斗の水引は結び直しやすい蝶結びを選び、表書きは「内祝い」または「叙勲記念」とします。

品物は名入れした食品、器、机上用品などが定番

内祝いには、菊の紋や叙勲記念(内祝)、日付、名前などを名入れした和洋菓子や器、ブックマーク、フォトスタンドなどの机上用品がよく見られます。

記念品と言えば置時計や盾などが思い浮かびますが、こちらは内祝いよりも、叙勲祝いとして受章者本人に贈られるのが一般的です。

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