法事案内の書き方は事前に確認しておこう! 文例から正しい書き方を解説

フォーマルな案内文を自分で作成する場合、時候のあいさつや言い回しに気を取られて、連絡事項を盛り込むことを忘れてしまう可能性があります。格式を重んじ、それらしく整えることも大事ですが、まずは必要な内容をしっかり押さえることを意識しましょう。

イラスト:法事案内を受け取った老齢の女性。「もう一年になるのねぇ。早いこと…」と涙をホロリとこぼす。

法事案内の基本的な構成

頭語から結語までに書いておく内容は

頭語から結語まで、いわゆる案内の本文として書くべき内容は、おおむね次の通りです。

  • 頭語
  • 時候のあいさつ
  • 四十九日の場合は会葬のお礼(一周忌以降は近況など)
  • 故人名と法要名、法要を営む旨
  • 出席依頼
  • 結語

結語の後には何を書くべきか

結語の後には、一般的な手紙のマナーと同様に日付と差出人の名前を記します。また、寺社など自宅以外で法事を営む場合は、場所や日時など法事の情報を書いてわかりやすく示します。
最後に、法事が終わった後の会食の案内と、出欠連絡の依頼を書き添えます。

チェックしたい法事案内の予備知識

基本は句読点を避ける、ただし柔らかくしたいときは臨機応変に

そもそも句読点は、児童が文章を読みやすいようにつけられたのがはじまりといわれ、フォーマルな文に用いるのは避ける慣習があります。ただし、一周忌以降で親しい方だけをお招きする場合や、堅苦しくしたくない場合は、一般的な手紙に近い句読点のある文でもよいのではないでしょうか。

時候のあいさつはおめでたい言葉や明るい表現を避ける

法事は不祝儀ですから、おめでたい言葉や明るい表現を使うのは不自然に映ります。例えば、近況を伝えるにあたって「元気です」というのも好ましくないので、「無事に消光しております」(無事に暮らしています)という表現を使うとよいでしょう。

出欠の締め切りは法事の7日~10日前が目安

出欠の連絡を乞うのは、主に法事後の会食を用意するためですが、あまりぎりぎりに締め切りを設定していたのでは、用意が間に合いません。連絡が来ない場合、こちらから確認する時間も見込んで、7日~10日前とすることが多いようです。

法事案内の文例

寺院などで行う四十九日法要の案内

謹啓 ○○の候 皆様におかれましてはご清栄のことと拝察申し上げます
 先般 亡(亡くなった方との間柄)の葬儀には お忙しい中御会葬いただき その上丁重なご弔慰を賜りまして 誠にありがとうございました 皆様のあたたかいお慰めを受け 少し心が落ち着いてきたところでございます

さて 来る○月○日は
亡(亡くなった方との間柄)(戒名)
七七日にあたりますので 左記の通り法要を営みたく存じます
ご多用中誠に恐縮ではございますが 何卒ご出席を賜りますよう ご案内申し上げます

謹白

 (元号)○年○月

(施主の住所)
施主(施主の名前)

日時 (元号)○年○月○日(曜日)午前○時より
場所 (寺院などの名前、住所、電話番号)

なお 法要の後 (「同寺別院」など会場を示す)にて粗餐を用意しております
お手数ではございますが ○月○日までに同封のはがきにてご都合をお知らせくださいますようお願い申し上げます

自宅で行う一周忌法要の案内

拝啓 ○○の候 皆様におかれましてはご清栄にお過ごしのことと存じます
いつの間にか季節もうつろい (亡くなった方との間柄)(亡くなった方の名前)が他界いたしましてから一年を迎えようとしております 一時は茫然としておりましたが 皆様のあたたかい励ましとお力添えのおかげで 無事に消光しております

つきましては 来る○月○日(曜日)○時より 自宅におきまして一周忌の法要を営みたく存じます 皆様にはご多用とは存じますが 何卒ご焼香を賜りますよう ご案内申し上げます

敬具

 (元号)○年○月

(施主の住所)
施主(施主の名前)

なお 法要の後には心ばかりの御膳を差し上げたく存じますので どうぞよろしくお願い申し上げます

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