おいしいメロンの選び方・追熟の仕方や保存方法もご紹介

イラスト:(左)ネット系のメロン(右)ノーネット系のメロン

甘くてジューシー、果物のなかでも特別感のあるメロン。厳選されたクラウンメロンなど、ギフトで贈って喜ばれるフルーツといえばメロンが鉄板ではないでしょうか。今回は、おいしいメロンの選び方や、お家でしっかり甘くする追熟方法、食べきれない時の保存方法など、メロンを楽しむためのポイントをご紹介します。

おいしいメロンの選び方

高級な贈答用からお手ごろ価格の自宅用まで、幅広い種類があってさまざまなシーンで食卓を華やかにするメロン。見た目も価格もそれぞれですが、せっかくですからおいしいものを選びたいですよね。

メロンは基本的にまだ少し硬いときに収穫して、店舗やご自宅で追熟してからいただきます。店舗では食べごろのメロンと、完熟直前のメロンがあるので、食べるタイミングにあわせて選ぶとよいでしょう。

ツルがしなびたものが食べごろ

マスクメロンや夕張メロンなど主に贈答用に用いるメロンにはツルがあり、ツルの状態で熟し具合を確認できます。

青々とハリがあるツルは、追熟が必要な硬めのメロンです。一方、完熟するとツルが全体的にしなびて、先端が茶色っぽく枯れています。すぐに食べる予定なら、後者が食べごろでおすすめです。

なお、アンデスメロンなどのお手ごろ価格のメロンは、輸送コストや扱いやすさを考慮し、ツルなしで出回っているのが一般的です。

果実の形・果皮の状態をチェック

まずは果実の形をチェックしましょう。左右対称で均一に丸みを帯び、全体的にバランスのいいものが中の果実も均等でおいしくなっています。お尻が飛び出していないもの、歪(いびつ)なところがないものを選びましょう。

また、網目(ネット)のあるメロンを選ぶ際には、ネットが全体に細かく均一に入っていることがポイント。キレイな網目は毎日適正な管理のもとで育てられていた良品の証です。加えて、表面に傷やアザがないかも見ておきます。

ノーネット品種は、果皮に黒い斑点や目立つ筋、部分的な変色などのない、果皮の色が均一でなめらかなものを選ぶとよいでしょう。

甘い香りが強いほど熟している

メロンは熟すと甘い香りが強くなります。香りはご自宅で追熟具合を見計らう際にもわかりやすいポイントです。

ずっしりした重みはジューシーな証

果肉がぎっしり詰まったメロンは、ずっしりとした重みがあります。見た目の大きさよりも重さのあるほうが肉厚で味もよいです。

特別感があるからこそ、おいしくないとがっかり…選び方を知ってるとお得だね!

メロンの種類は「果肉の色×網目の有無」で大別

メロンはさまざまな種類がありますが、大まかには「果肉の色」と「網目の有無(ネットかノーネットか)」の組み合わせでわけられます。

果肉の色(赤肉系・青肉系・白肉系)でわける

メロンはその果肉の色によって、赤肉系・青肉系・白肉系にわけられます。

青肉系の果肉は黄色みのある緑色をしています。アンデスメロンやマスクメロンが代表格です。濃厚な甘みと香りに加え、とろけるような食感、後味が爽やかなのが特徴です。

赤肉系の果肉は鮮やかなオレンジ色です。夕張メロンをはじめ、タカミレッドやルピアレッドのように「◯◯レッド」と名付けられたメロンがあります。青肉系よりも甘さにコクがあり、柔らかな食感と濃厚な味わいが好まれています。

白色系の果肉は乳白色で、先の青肉系・赤肉系よりも品種は少ないです。甘みや香りはさっぱりしていて、ご家庭用の夏のデザートにも適しています。なお、ハニデューメロンには赤肉系・青肉系・白肉系の3種類ともあります。

網目のある・なしでわける

メロンは網目のあるものはネット系、ないものはノーネット系と区別します。

ネットはその見た目も大切で、均一に網目が入っているものは管理が行き届いており良品とされています。

ノーネット系はネット系と比べて価格が手ごろなのが魅力。また、ネット形成の管理がいらないため栽培しやすいといえます。

主なメロンの種類

網目あり網目なし
青肉系
  • アンデス
  • アールス(マスクメロン系)
  • アムス
  • キスミー
  • タカミ
など
  • プリンス
  • ハニデュー
など
赤肉系
  • クインシー
  • 赤いアンデス
  • タカミレッド
  • 赤アールス(夕張系)
  • ルピアレッド
など
  • プリンス
  • ハニデュー
など
白肉系
  • ホームラン
  • キンショー
  • ハニデュー
  • マーブル
など

メロンの旬・主な産地について

メロンの旬は初夏

メロンの主な旬は初夏。旬のメロンが出回るのは5月から7月にかけてで、出荷量は6月がピークです。なお、温室栽培や輸入メロンは通年で収穫されています。

国内生産量が最も多いのが茨城県

国内のメロン産地では、生産量が多い順に茨城県・熊本県・北海道で、この2県1道が生産量全体の6割を占めています。次いで、愛知県・山形県と続きます。また、輸入メロンの7割以上がメキシコ産のハニデューメロンです。

栽培方法

メロンの栽培方法は、ガラス温室栽培・ビニールハウス栽培・トンネル栽培・露地栽培があり、国内の多くの品種はハウス栽培とトンネル栽培によるものです。

ガラス温室ではマスクメロン(アースメロン)などの高級品が、ハウスや露地ではアンデスメロンやプリンスメロンが主に栽培されています。

上質なフルーツを贈ろう

メロンの贈り物

贈答用として人気の高いマスクメロンのなかでも、高級品と名高いのが「クラウンメロン」です。クラウンメロンの国内生産量が多い静岡県産のクラウンメロンは、栽培のために開発した「隔離ベッド」と呼ばれる人工栽培床で育成し、太陽光線の透過率が高いガラス温室で栽培されます。1本の木から1つの果実だけを残し、木の養分がそのひとつの実に集まるように育てられています。

マスクメロンの名の由来となったムスクのような芳醇な香り、濃厚な甘みととろけるような舌触りで、特別な日や、特別な方への贈り物にぴったりです。

詳しくはこちらをご覧ください。

クラウンメロンの等級について

クラウンメロンには等級があり、厳格な基準により、4つの等級にランク分けされています。

富士最高級の等級で、外観や内容ともに最高品質。形や糖度、サイズ、重さなどにも欠点がなく、市場では高値で取引される。
富士に次ぐ高級の等級で、見た目や味、香りも申し分のない良質品質。
最も市場に出回っており、家庭用にも最適。
主に飲食店などで加工用として使われることが多い。

贈答品には「富士」や「山」の等級のクラウンメロンがよさそうだね

その他のフルーツの贈り物

みずみずしいフルーツは、季節を感じるとっておきの贈り物。
リンベルではさくらんぼをはじめ、メロン・ぶどう・桃など、贈り先さまに喜んでいただける選りすぐりの旬のフルーツを取り揃えています。

最高の状態で味わっていただけるよう、生産者から直送でお届け。
果実のおいしさを最大限に活かしたジャムや缶詰など、加工品もお選びいただけます。この機会にぜひご覧ください。

メロンをより美味しく食べるコツ

熟すまでは常温保存

店頭で売られているのは、完熟もしくは完熟の少し手前のもの。食べごろにするためには冷蔵庫に入れず、一定期間置いて追熟させましょう。

追熟に適した保管場所は「風通しがいい」「直射日光が当たらない」「室温20度から25度」の3条件です。エアコンの冷風があたる場所も避けましょう。台所やリビングなど、毎日メロンの熟れ具合をチェックできる場所がおすすめです。

完熟したら、熟しすぎないように冷蔵庫の野菜室に保存します。

食べる前に冷蔵庫で冷やしておく

追熟して食べごろになったら、食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。先述の追熟を行ってから冷蔵するようにしましょう。

カットメロンの保存(冷蔵・冷凍)

食べ切れなかったメロンは、タネとワタを取り除いてぴったりとラップして冷蔵庫へ。2、3日で食べきるようにしましょう。

冷凍なら3週間くらいは保存可能です。皮も取り除いて一口大にカットして冷凍しておくと扱いやすいです。そのまま食べるほか、牛乳や砂糖を加えてミキサーにかけるとおいしくいただけます。

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