米寿祝い(88歳)におすすめのお祝いメッセージ文例8選

イラスト:化粧箱からベージュのカーディガンを取り出し「まあ、すてき!」と喜ぶ米寿の女性。メッセージカードからは吹き出しで孫二人の顔とメッセージが「おばあちゃん、おめでとう!米寿にかけて『ベージュ』にしてみたよ!」

88歳は人生の大きな節目「米寿」です。米寿祝いにおいてメッセージをどのように伝えればよいかお悩みの方へ、感謝と祝福を込めた心温まるメッセージ文例をご紹介します。贈り物に添えるメッセージカードや手紙で、米寿を迎えられた方への深い敬意と祝福の気持ちを伝えましょう。

米寿とは?

米寿とは88歳の長寿を祝う言葉で、「八十八」を漢字で書くと「米」の字の形に似ていることに由来します。末広がりの「八」が2つ連なる、縁起のよい節目です。

長寿祝いにはテーマカラーがあり、有名なのは還暦の「赤」ですが、米寿は「黄(金茶)」です。金色の稲穂を連想させ、豊穣と幸運を象徴します。また、現代では米寿の音にちなんで「ベージュ」もテーマカラーに取り入れられています。

2024年版! 米寿祝いの対象年齢と生まれ年早見表

お祝いの年齢88歳(満87歳)
数え年でのお祝い1937年(昭和12年)生まれの方
満年齢でのお祝い1936年(昭和11年)生まれの方

長寿祝いは本来、生まれた時を1歳とし、元旦が来る度に年をとる数え年に行ってきましたが、現代では生まれた時を0歳とし、誕生日が来る度に年をとる満年齢でお祝いするのが一般的になってきています。

満年齢、数え年、どちらでお祝いしても問題ありませんので、家族やお相手と話し合い意向を確認しておきましょう。

2024年が米寿祝いの対象の方は、数え年でお祝いされる方は1937年(昭和12年)生まれの方、満年齢でお祝いされる方は1936年(昭和11年)生まれの今年88歳(満87歳)を迎える方です。早見表を参考にご本人の体調やご家族とのタイミングを話し合って、お祝いの日時を決めてみてはいかがでしょうか。

米寿祝いにおすすめのお祝いメッセージ8選

父・義父に贈るメッセージの例

文例①

お父さん、米寿おめでとう!
これまで家族のために尽くしてくれて、いつも心強い存在でいてくれてありがとう。お父さんの長寿と健康、幸せを心から願っています。

文例②

お父さん、88歳のお誕生日おめでとうございます。
いつも静かに家族を見守ってくれてありがとう。あなたの健康とこれからの日々に幸多かれと願っています。感謝とお祝いの気持ちを込めて。

母・義母に贈るメッセージの例

文例③

お母さん、88歳の誕生日おめでとう。
私たちへの愛情と優しさにいつも感謝しています。これからも健康で、笑顔あふれる毎日を送ってください。心からの愛を込めて。

文例④

お母さん、88歳のお祝いおめでとう!
あなたの強さと愛情が家族を支えてくれています。これからも末永い健康と幸せを願っています。

祖父に贈るメッセージの例

文例⑤

88歳のお誕生日、心からおめでとう!
おじいちゃんの笑顔がいつも家族を明るくしてくれる。これからも健康で、楽しいことがたくさんある毎日を!

文例⑥

おじいちゃん、米寿のお祝いができてうれしいよ。おじいちゃんの話はいつも面白くて、学ぶことが多いです。これからもずっと元気でいてね!

祖母に贈るメッセージの例

文例⑦

88歳のお誕生日おめでとうございます!
おばあちゃんみたいに強くて優しい人になるのが私の目標です。これからも一緒に笑顔の時間をたくさん過ごそうね。

文例⑧

おばあちゃん、88歳のお誕生日おめでとう!
おばあちゃんの優しさがいつも家族を暖かくしてくれます。これからも健康で、笑顔あふれる日々を過ごしてね。

米寿祝いのタイミング

米寿のお祝い「数え年」か「満年齢」か

年齢の数え方には、昔ながらの「数え年」と、現代の一般的な「満年齢」があります。

  • 数え年
    →生まれた時点で1歳。元旦を迎えるごとに1つ年をとる。
  • 満年齢
    →生まれた時点で0歳。誕生日ごとに1つ年をとる。

長寿のお祝いは、もともとは「数え年」で祝っていましたが、現代は「満年齢」で祝うことも多いです。お祝いする気持ちが大切ですから、「数え年」「満年齢」にこだわらず、お互いに都合のよいタイミングでお祝いしましょう。

健康状態を考慮し、無理のない日程を組むことが大切

米寿のお祝いは、88歳の誕生日のほか、敬老の日やお正月、ゴールデンウィークなど、家族や親戚が集まりやすい日を選ぶとよいでしょう。人数が多い場合は、幹事役を決めておくとスムーズです。ご本人と調整して、無理のない日程を組みましょう。

また、お祝いの場所については、ご本人の健康状態を考慮して選ぶことが大切です。ご自宅でお祝いしてもよいですし、近所の通いなれたレストランも楽しいでしょう。電車やタクシーなど、ご本人が利用しやすいアクセス方法があるかどうかも事前にチェックしておきましょう。

米寿祝いのマナー

縁起が悪いプレゼントは避ける

物には縁起の良し悪しがあるとされ、贈り物を選ぶ基準のひとつでした。現代の若い人で気にされる方は減っている印象ですが、米寿の方は礼節を重んじる方は多いため、プレゼント選びのポイントのひとつです。

米寿のお祝いで避けておきたい、プレゼントとその理由をご紹介します。ただし、もし米寿の方ご本人からのリクエストで指定されたら、お贈りしても構いません。

米寿のお祝いに避けたいプレゼント

  • クシ(櫛)
    →「苦」や「死」を連想するため
  • 白いハンカチ
    →亡くなった方の顔に白いハンカチ(布)をかける日本の風習から。色物や模様のハンカチはOKです。
  • 靴やスリッパ
    →「踏みつける」や「下に見る」を連想することから、目上の方への贈り物としは避けるべきとされる。
  • ベルト、時計
    →それぞれ「もっと気を引き締めて」「時間を守って」という意味が含まれているとされるため、目下や後輩のプレゼントとしては適しています。
  • 杖や補聴器、老眼鏡
    →これらは実用的ですが、「年寄り扱いされた」と感じられてしまうことも。お相手によって検討すべき品々です。

黄色や金色、金茶色などのプレゼントがおすすめ

米寿の長寿祝いは「米=稲穂」にあやかって、黄色、金色、金茶色のテーマカラーがあります。最近では米寿と音が似ているベージュも、縁起のよさと使い勝手のよい控えめな色あいであることから人気です。

昨今では、伝統的なちゃんちゃんこや座布団などを贈ることは少なくなっています。米寿の装いをしたテディベアやネコのぬいぐるみなら、プレゼント候補に入ってくるでしょう。また、黄色い花を使った花束やプリザーブドフラワーなども喜ばれるのではないでしょうか。

米寿はご高齢でもあるため、食べ物を贈る際は健康状態を考慮することも、お相手への気遣いになります。少食の方には個包装で賞味期限の長いものが好まれます。また、親族が集まる場合以外ではホールケーキやカステラなどのボリュームのあるものは避けた方がよいでしょう。贈り物のラッピングにテーマカラーを取り入れるのもおすすめです。

米寿祝いでおすすめのアイテム

こちらのページでは、還暦、古希、喜寿など、年齢別に長寿祝いの人気ギフトを紹介していますので、プレゼント選びの参考にしてみてください。

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