社長・役員就任祝いには何を贈るべき?予算や注意点など解説

社長・役員就任祝いとして贈り物を用意する場合、何を贈るべきか、どれくらいの予算にするべきか迷いますよね。今後末永く気持ちよいお付き合いをしていくためにも、適切な贈り物を用意したいものです。そこで今回は社長・役員就任祝いでおすすめの贈り物と、予算や注意点について解説します。

イラスト:見晴らしのよい役員用オフィスの大きなデスクに置かれたプリザーブドフラワーの胡蝶蘭アレンジメントをみながら「華やかでいいねぇ」と言う新社長と「いいですねぇ」と応える役員。

社長・役員就任祝いにおすすめの贈り物3選

胡蝶蘭

「胡蝶蘭(こちょうらん)」は、社長・役員就任をはじめ、株式上場やオフィス移転など、法人に関わるお祝いごとでは定番の贈り物です。花の贈り物といっても他のお祝いのように、贈り先さまの好きな花や季節に合わせた花を選んだりすることはむしろ稀で、「鉢植えの胡蝶蘭ありき」というのが一般的です。確かに華やかで花持ちもよいけれど香りは控えめ、花粉などが落ちにくく手入れがしやすいなど、オフィス向きの特長が揃っています。社長・役員名義で重要な取引先さまに贈るなど、比較的かしこまったお祝いの場合はまず検討するべき品といっていいでしょう。大ぶりの鉢植えを持て余しそうなお贈り先さまであれば、小ぶりの胡蝶蘭が入ったプリザーブドフラワーのアレンジメントなどもおすすめです。

高級グラス

取引先などビジネスでお付き合いのある方への贈り物は、胡蝶蘭のように「オフィスで飾っていただき、立て札(名札)に贈り主の名を入れることで来客などにアピールできる品」が好まれますが、親しい方への個人的な社長・役員就任祝いの贈り物であれば、よりプライベートな品でもよいでしょう。そこで、お酒を嗜まれる方の社長・役員就任祝いにおすすめしたいのが、ご自宅などで楽しんでいただける「高級グラス」です。
選び方としてはブランドもののワイングラスやカッティングの美しいロックグラスなどが定番ですが、切子や錫など日本の伝統的な工芸によるグラスも、贈り先さまを立てることにつながり喜んでいただけるはずです。

カタログギフト

胡蝶蘭以外の品が望ましいものの、贈り先さまのお好みもわからないといった場合には、カタログギフトで贈り先さまに選んでいただく贈り方もおすすめです。最近のカタログギフトは、有名雑誌・人気ブランドなどとコラボレーションしたカタログや、宿泊や食事などを選んでいただく「体験型ギフト」など、バリエーションが豊富になっています。社長・役員らしい落ち着いた高級感が漂う内容のカタログをお贈りすればご満足いただけるはずです。
後日贈り先さまになにを選んだか聞かせていただく機会があれば、お好みの傾向がつかめて、その後のお付き合いにも活かせますよ。

社長・役員就任祝いの贈り物の予算について

社長・役員就任祝いで差し上げる贈り物は、一般的には以下のような価格帯であることが多いようです。

取引先や身内の場合、30,000円~50,000円

友人・知人の場合、10,000円~30,000円

ただしこれはあくまで目安ですから、参考にするだけに留めましょう。贈り物の予算は、贈り先さまとの関係性やお付き合いの深さ、長さなどによって変わってきます。企業を代表するお祝いの場合はまず前例をあたり、お贈り先さまと親しい社員や、経験の長い上司などにも相談して予算を決めたいところです。

社長・役員就任祝いを贈る際の注意点

就任を知ったら、まず祝電・お祝い状を

お取引先などの社長・役員就任を知ったらまず祝電かお祝い状を手配しましょう。ビジネスの上ではまず贈り先さまにいち早く祝意を伝えることが重要です。後ほど胡蝶蘭などの贈り物を差し上げるつもりであっても、それとは別に用意するようにします。
祝電やお祝い状は、基本的には就任日(辞令発令)に合わせて、急遽知った場合は辞令発令から1週間以内を目安に届けるようにしましょう。もし、報道などで内定段階から就任が公表されているようであれば、就任日前に旧役職へ宛てて「内定祝い」として贈っても構いません。

お祝いを贈るタイミング

社長・役員就任にあたって就任式やお披露目パーティに招かれた場合、また出席はしないものの知らされているといった場合は、まず会場に受け取りの可否や配送の場合の受付時間を確認し、それに従って手配しましょう。配送の場合は前日か当日の朝までに届けるのが一般的ですが、出席する場合は持参してもよいでしょう。
就任式がない場合は、正式な就任日かその直後を目安に届けるようにしましょう。就任が決定していても、前任者が退いていないタイミングでの贈り物は失礼にあたります。

「万年筆」や「ボールペン」を贈るのはマナー違反

ビジネスシーンで必須の、高級品が喜ばれるアイテムといえば「万年筆」や「ボールペン」も思い浮かびます。しかし文房具、特に筆記用具の贈り物には「勤勉に励めよ」といった上からの意味合いが含まれ、上司など目上の方に差し上げるのはマナー違反とされています。

社長・役員就任祝いが不要なケースもある

社長・役員就任の理由は、祝うべき喜ばしいことばかりとは限りません。前任の社長・役員が亡くなられたために就任される場合、前社長・役員宛のお供えなどをすることはあっても、新社長・役員への就任祝いは控えるのが一般的です。特に、親族間で社長・役員を引き継いだようなケースでは、新社長・役員も喪中ということになるでしょうから、気を付けたいところです。

社長・役員就任祝いをいただいた場合のお返しについて

お返しの方法

社長・役員就任祝いのお返しについては、厳格なマナーが存在するというわけではなく、会社規模や贈り主さまとの関係などによっても違ってきます。ただ、「もらいっぱなしにしない」というところは共通していると考えていいでしょう。
例えば、就任式やお披露目パーティを行うような場合はご招待しておもてなしすることが「お返し」という考え方もありますし、さらに参加者へのお土産を用意することもあります。また、重要な取引先などであれば、ご本人や代理の方が就任の挨拶を兼ねて直接お礼に伺い、就任記念品としてお返しの品を差し上げることもあるでしょう。
とはいえ、就任直後の社長・役員は忙しいもの。お披露目や挨拶の機会が持てないこともあるかもしれません。その場合も、お礼状だけは必ず郵送で差し上げるようにしましょう。お付き合いの深い贈り先さまや、高額のお祝いをいただいた贈り先さまには、お礼状だけでなく贈り物を添えるのがおすすめです。

お返しの予算・おすすめの品物

就任記念品として持参したり、お礼状に添えたりする贈り物の予算は、いただいたお祝いの3割~半額程度を目安にするとよいでしょう。お菓子の詰め合わせ、コーヒー・紅茶のセットなどギフト用に設えられたものが、そのままお使いいただくのにも、従業員の方へお裾分けするのにも便利ですのでおすすめです。

TOPへ戻る

人気ギフトはこちらをクリック!

かんたんギフト検索

検索
すべてのカタログを見る