
防災の日は、防災意識を高め、自然災害に対する備えを行う日として認識されています。今年は阪神・淡路大震災から30年の年です。日本は災害大国といわれており、いつ・どこで災害に巻き込まれるのか予測ができません。今回は、防災の日はいつなのか、由来、実施したい対策などを解説します。
近年の主な震災 | |
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関東大震災 | 1923年(大正12年)9月1日 |
阪神・淡路大震災 | 1995年(平成7年)1月17日 |
東日本大震災 | 2011年(平成23年)3月11日 |
熊本地震 | 2016年(平成28年)4月16日 |
北海道胆振東部地震 | 2018年(平成30年)9月6日 |
能登半島地震 | 2024年(令和6年)1月1日 |
防災の日はいつ? 由来は?
防災の日は「9月1日」
防災の日は、週や曜日を問わず毎年「9月1日」とされています。また、9月1日を含む1週間は「防災週間」、9月1日から30日は「防災月間」とされ、全国各地で訓練や啓発活動が積極的に行われています。
防災の日が制定されたきっかけは1923年に発生した関東大震災
9月1日が防災の日となったのは、1923年9月1日午前11時58分に発生した関東大震災に由来しています。防災意識を喚起するため、1960年の閣議で9月1日を防災の日とすることが決定されました。
ちなみに、1995年に阪神大震災が発生した1月17日は「防災とボランティアの日」、2011年に東日本大震災が発生した3月11日は「防災意識を育てる日」などとされています。
防災の日をきっかけに、改めて防災意識を高めたいね
防災の日に実施したい対策
家庭で実施するべき防災対策
自治体などが公開している「ハザードマップ」をチェックし、自宅周辺・通勤・通学先などの地域の災害リスクや避難場所、避難ルートを把握しておきましょう。地震・津波と、台風・洪水では災害の特徴が異なるため、安全に移動できる避難ルートが異なる場合もあります。避難場所への最短の道のりだけでなく、海・川のそばを通ることなく移動できるルート、そして地震・津波の場合は倒れやすい塀のそばなどを避けるルート、台風・洪水の場合は水没しやすいアンダーパスを避けるルートなど、複数のルートを想定しておけると安心です。
9月1日は、年に4日ある「防災用品点検の日」(3月1日・6月1日・9月1日・12月1日)でもあります。家具の転倒防止策の点検や、高いところにあるものの落下防止状況の点検、懐中電灯やモバイルバッテリーといった防災に役立つ家電の点検、非常用に備蓄している品の点検なども忘れずに実施しておきましょう。期限の迫っている非常食などはこの機に家族で試食してみて、新たに補充する際の商品選びに活かすのもおすすめです。
企業で実施するべき防災対策
消防法で防災管理業務の実施が義務づけられているオフィスなどではもちろんのこと、対象外であっても、オフィスに備えられている消火器や火災警報器の使用期限が経過していないか、また従業員一人一人が消火器の正しい使い方や避難経路を知っているか、警報器が正常に稼働するかなどを改めて確認しておきましょう。定期的に防災訓練を行い、あわせて設備の点検を行うように決めておくと、従業員への防災教育にもなり、設備の点検漏れも防げます。
また、消防法は随時改正されますから、現在の設備で最新の改正法に対応できているか、対応できていない場合は不足している事項なども確認し、防災対策を進めていきましょう。
ここまで家庭で実施するべき防災対策と、企業で実施するべき防災対策について説明してきました。
お住まいの県の防災情報を知りたい方は、内閣府の防災情報ページも確認しておくとよいでしょう。
防災の日や防災意識を高めたいときに贈りたいおすすめのギフト
防災の日はもちろんですが、新築や引越し祝いなど、防災に対する意識を高めたいシーンでのおすすめギフトをご紹介します。
非常食・水
非常食や水は、災害対策の備蓄でまず考えておきたいものの1つ。消耗品ですから、すでに備蓄をされている方へ差し上げてしまった場合でも、持て余しにくいという特性もあります。とくに非常食はひと昔前と比べて、味もバリエーションも格段に増えていますから、「こういう商品がある」と知っていただくためにもよいギフトといえます。
防水ドライバッグは、避難などで雨の中を移動する際には収納品の水濡れを防ぎ、断水した際には給水所からの水運搬に利用できるなど、応用が利くアイテムです。海水浴や川遊び、プールやジム、サウナからの帰りに濡れたものを入れて持ち運ぶなど、普段使いすることもできます。
消火器・感震ブレーカー
一般家庭には消火器を設置する義務がないことから、消火器の備えがない住宅もまだまだ多いとみられます。これまで自宅へ消火器を設置してこなかった方にとって、消火器のギフトは自宅への消火器設置や定期点検に取り組むよいきっかけになるはずです。
また、地震の大きな揺れを感知して、住宅のブレーカーを自動で遮断する「感震ブレーカー」は、実用的ですが存在自体を知らない方や、配電盤などの工事が必要だと思っている方もいるようです。地震時は家電からの出火や、停電が復旧した際に起こる通電火災など電気関連の火災が起こりやすいこともお贈りする際に伝えておくとよいでしょう。
カタログギフト
災害にどのような備えが必要か、どれくらい備えているのかは企業・家庭によって種々様々。贈り先さまの状況がわかっていない場合は、贈り先さまが防災用品を自由に選べるカタログギフトがおすすめです。中でも、防災用品に特化したカタログであれば、読んでいただくことで最新の防災用品を知る機会にもなりますから、単に「選んだ品を手に入れていただく」以上の贈り物になるはずです。
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