定年退職には何を贈るべき? 喜んでもらえる記念品を解説

イラスト:定年退職記念にと娘からもらったトートバッグを見て驚く元消防士の男性。「防火服をリメイクしたバッグなの」と娘が説明している。

長い人生の中で節目といえるイベントの一つである「定年退職」。定年退職を迎える上司や家族が身近にいる場合、これまでの感謝の気持ちを伝えるためにどのような記念品を贈るべきか、非常に悩みますよね。そこで今回は、定年退職で喜んでもらえる記念品について詳しく解説します。

定年退職には形に残る記念品を贈るのがおすすめ!

職場の仲間で定年退職する方に贈り物をする場合、まずこれまでの仕事ぶりをねぎらう花束などはぜひ用意したいところです。しかし、一緒に贈るギフトまで飲食物や消耗品などのいわゆる「消えもの」にしてしまうと、写真などでしか思い出を残せず、少々寂しく感じられることもあるかもしれません。
ここで形に残るものを記念品としてお贈りすれば、お贈り先さまは職場で忙しく働いていた現役時代のことをいつでも懐かしく思い出すことができます。

会社の後輩から

例えば、プリザーブドフラワーなど長く飾れるインテリアフラワー、ペン立てなどを兼ねた卓上時計、散歩などに便利なカジュアルバッグ、自宅でゆっくりお茶を飲むことができるマグカップ、お酒のお好きな方であれば酒器などといった日用品、特に食器類がおすすめです。

定年退職の日付や「御退職記念」の文字、贈り先さまのお名前などを名入れしてもらえば、他にはないオンリーワンの贈り物になります。

職場で送別会などを開く場合は記念写真を撮影し、プリントした写真を飾っておけるフォトフレームをお贈りするのもよいでしょう。メーカー勤務や販売職、各種専門職など、特定の分野に長く関わる働き方をしていた方なら、仕事で携わっていた品やその模型などを差し上げるのもよい記念になります。
なお、退職祝いに限らず贈り物一般のマナーとして、目上の方へ「履き物や踏み台など“踏みつけて使う”品」、「下着など“生活苦を連想させる”品」を贈るのはタブーといわれます。避けておいた方が無難ではありますが、それでもあえてお贈りしたいということであれば、選んだ理由をきちんと伝え、他意はないことを示しておきたいところです。

ご家族から

ご家族からの定年退職のお祝いとして「現役時代を思い出していただける家族ならではの記念品」を贈るのも素敵です。長く乗っていた愛車のフィギュア、通勤で利用してきた電車の模型などもよいですし、オーダーや手作りで昔住んでいた家の建築模型を作れば、家族みんなにとっても大切な品になるのではないでしょうか。
実用品がよいということであれば、現役時代に愛用していたけれど今は着ていないスーツや、職場でのユニフォーム・作業着などを帽子やバッグにリメイクするのはいかがでしょうか。若い頃のお気に入りのネクタイをリメイクして小物入れにすれば、多少派手な色柄でも、カバンの中やデスクの上で愛用していただけます。洋裁などの心得がない方も、お直し店などでリメイクのオーダーを受けていることがありますから、探してみましょう。
ただし、大事な思い出の品でもありますし、一度鋏を入れてしまえば元には戻せませんから、リメイクしてしまってもいい品かどうかは慎重に見極めたいところです。まずは「お仕立券」のような形でお贈りして、贈り先さまと一緒にお店へオーダーしに行くのもよいですね。

パートナー(妻・夫)から

一息付けるような旅行を贈るのはいかがでしょうか。お互いに時間が出来る定年退職を期に、素敵な食事や景色といった体験を一緒に過ごすことで、改めて仲が深まるような素敵な思い出作りにもなります。
また、これから共有できる趣味作りとしてゴルフやアウトドアグッズ、今までやってみたいと言っていた楽器や絵画、ガーデニング用品といった物などをこれからのことを考えた贈り物もおすすめです。

再雇用・再就職する方への定年退職祝い

近頃では定年で一度退職し、その後再雇用や再就職される方も増えてきています。そういった方をお祝いする際の厳密なマナーや定年退職祝いをすることが失礼に当たるというような事は特にありません。
定年退職時に再就職が決まっている方をお祝いする場合は、定年退職と共に新たな門出を祝う会にすると大変喜んでいただけるはずです。
再雇用されて継続勤務される方にも、今までの感謝の気持ちと改めてお世話になることをお伝えし、あまり大げさにはお祝いせず、会社を離れる際に改めてお祝いの席をご用意する、などといったお祝いの仕方はいかがでしょうか。

再雇用後にいよいよ退職される場合も長年の勤労を労い改めてお祝いしましょう。人生の大切な節目ですので、今までの感謝の気持ちをしっかりと伝えたいですね。

贈り先さまの好みがわからない場合、カタログギフトがおすすめ

職場であまり交流の機会がなかったなど、贈り先さまのお好みがわからないような場合は、贈り先さまに自由に選んでいただけるカタログギフトの記念品がおすすめです。現役時代を思い出すことができる品を選んでいただくのもよいですし、いつもより高級なレストランでの食事や、ワンランク上の宿でゆっくり過ごす旅など、退職して時間ができたからこそ楽しめる「体験」で記念になる思い出を残していただくというのも喜ばれるでしょう。

定年退職でおすすめのカタログギフト3選

選べる体験ギフトは、さまざまなレストランから、贈り先さまのお好みの1軒を選び、とっておきの味を楽しんでいただけるカタログギフトです。贅を尽くした料理はもちろん、高級感あふれる店構えや高層階からの絶景など、店ごとの個性あふれるおもてなしの空間そのものをじっくり体験していただけます。美しいレストランの写真が多数掲載された、ハイクラスな雑誌を思わせるカタログは眺めているだけでも楽しく、体験そのものに加えて「選ぶ楽しみ」までお贈りできると評判です。

贈る記念品ののし(熨斗)・水引について

会社の後輩などから定年退職される方へ贈る記念品には、お相手を立てる意味でもきちんとのしをかけておきましょう。ご家族に贈る場合はそこまであらたまったものでなくても構いませんが、のしがかかっていることで「記念」の意味合いがより深まる側面もあります。

表書きは「御退職祝」「御退任祝」「御礼」など

定年退職に際してお贈りする記念品ののしには、「御退職祝」や「御退任祝」などの表書きをするのが一般的です。社内有志で連名にして贈る場合などは、こうした表書きを使うとよいでしょう。「お世話になった上司や取引先担当者の退職に際して、これまでのお礼をしたい」など、お祝いよりも感謝の気持ちを伝えたいような場合であれば「御礼」などの表書きもおすすめです。
家族からもフォーマルに贈るなら「御退職祝」や「御退任祝」の表書きを使うところですが、家族ならではの親しみを込めるなら「定年退職おめでとう」や「おつかれさまでした」などのカジュアルな表書きやメッセージカードを添えるのもよいのではないでしょうか。

水引は「ちょう結び(花結び)」が一般的

画像:紅白蝶結び水引と熨斗マークの付いたのし紙。水引上には黒い筆文字で表書きの「御祝」、下には名入れの「従業員一同」が書かれている。

定年退職に際してお贈りする品にかけるのしの水引は、お祝い一般で広く使われている「ちょう結び(花結び)」を選ぶことが多いようです。「ほどけやすく、何度も結び直せるちょう結びでは縁起が悪い」と言われる「結婚祝い」のように、タブーとされている特定の結び方があるというわけではありませんが、他の結び方を使うケースはあまり見かけられませんので、ちょう結びを選んでおくのが無難でしょう。

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