【2023年最新】400人に聞いた「香典返し」に適切なお品と金額相場について

いただいたお香典へのお返しとして品物を贈る「香典返し」は、受け取ったことのある方もいらっしゃるでしょう。では、実際に香典返しを贈る際にはどのような点に配慮すればよいのでしょうか。アンケート調査でわかった香典返しに選ばれているお品や、香典返しにいただきたいお品のランキング、香典返しにおすすめのお品物や金額の相場をご紹介します。

※1年以内に香典返しを受け取った男女400名にインターネット調査。
※調査期間:2023年9月11日~9月14日

香典返しとは

「香典返し」は、お香典をお供えいただいた方に、遺族が弔事を滞りなく終えたことの感謝の気持ちをお礼として伝えるためのものです。地域によって慣習は異なりますが、お礼の気持ちとともに、四十九日の法要や50日祭などが済んだという報告も兼ねて贈る意味合いがあります。
本来は喪主が持参して手渡すのがマナーとされていますが、一人ひとり訪問するのが難しくなった昨今では、挨拶状を添えて配送する方法が一般的となっています。

会葬御礼と香典返しの違い

香典返しと混同しやすいものに、「会葬御礼」があります。会葬御礼は、会葬返礼品とも呼ばれ、香典の有無にかかわらずすべての弔問客にお渡しする決まりとなっています。
カタログギフトや、タオル、コーヒーなど日常生活で役立つお品物が定番となっていますが、図書カードやクオカードといったかさばらないものを用意するケースもあります。忙しい合間を縫って、弔問に来てくださった方へのお礼の気持ちを込めたものが会葬御礼です。
一方、香典返しは、香典に対するお返しとなりますので、基本的に香典を受け取っていなければお渡しする必要はありません。当日に香典返しをお渡しする場合には、会葬御礼と混同されないよう、掛け紙などに注意しましょう。

香典返しにはどのようなお品を受け取っているの?

グラフ:香典返しにいただいたお品ベスト5

香典返しにいただいたお品 ベスト5

  1. カタログギフト 40.8%
  2. 海苔などの乾物や調味料などのストックフード 22.5%
  3. お茶・珈琲・紅茶 20.5%
  4. お菓子 18.3%
  5. 商品券・ギフト券 10.5%

複数回答

実際に「香典返しにどのようなお品をいただいたか」アンケート調査を行いました。結果をランキングにまとめましたので見てみましょう。
最も多かったのは、「カタログギフト」でした。贈られたお相手が好みの品物を選べるのがうれしいポイントです。ご遺族としても、何をお渡しすればいいかわからない! という場合に重宝します。
2番目に多かったのは「海苔などの乾物や調味料などのストックフード」。日常生活で食べる機会が多い食品や、賞味期限が長く日持ちする調味料は香典返しとして選ばれることが多いようです。「お茶・珈琲・紅茶」も、日常使いしやすく、香典返しとして相応しいお品物です。
食べるとなくなる消えものの「お菓子」も、香典返しにはぴったり。ただし、縁起物をモチーフにしたお菓子や華やかなパッケージのものは避けたほうがよいでしょう。
「商品券・ギフト券」も、贈ったお相手が喜んでくれる可能性が高いというメリットがあり、返礼品として選ばれているようです。

会葬御礼でいただいたお品 ベスト5

  1. カタログギフト45.3%
  2. お茶・珈琲・紅茶42.8%
  3. 海苔などの乾物や調味料などのストックフード32.5%
  4. お菓子20.8%
  5. 商品券・ギフト券9.8%

複数回答

アンケート調査では、「会葬御礼でいただいたお品」についてもお聞きしました。
最も多かったのは、香典返しでもトップになっていた「カタログギフト」。香典返しとともに、カタログギフトは定番のお品物となっています。
次に多かった「お茶・珈琲・紅茶」も、会葬御礼の定番品。季節を問わず日常的に飲むものは、年代を問わず喜ばれます。
「海苔などの乾物や調味料などのストックフード」も、日常的に役立つため、会葬御礼として選ばれています。醤油や味噌、ドレッシングなど調味料の詰め合わせギフトなどがあり、バリエーションも豊富になっています。
実用的な「商品券・ギフト券」も、いただいた方に喜ばれることが多く、贈る側も返礼品選びに悩まずに済みますね。

香典返しにいただきたいお品は?

グラフ:香典返しにいただきたいお品ベスト5

香典返しにいただきたいお品 ベスト5

  1. 自分で好きなものを選べるカタログギフトや商品券 65.8%
  2. お茶、珈琲、調味料、海苔、ジュースなどの食品 38.5%
  3. タオルや洗剤、石けん、寝具などの日用品 17.5%
  4. 故人の思い出や人柄が感じられるもの 8.3%
  5. その他 2.3%

複数回答

では、「香典返しにいただきたいお品」はどのようなものでしょうか。アンケート調査では、「自分で好きなものを選べるカタログギフトや商品券」と答えた方が6割以上にのぼりました。贈る相手を選ばず、幅広い商品がラインナップされているカタログギフトは、いただいた方にも喜ばれることがわかりますね。
香典返しに選ばれることが多い「お茶、珈琲、調味料、海苔、ジュースなどの食品」も、人気の高いお品物です。
「タオルや洗剤、石けん、寝具などの日用品」も日常生活で使いやすいので、喜ばれるようです。
4位には「故人の思い出や人柄が感じられるもの」がランクイン。例えば、故人が好きだったお菓子や食品を香典返しに選ぶと、故人を偲び思い出を大切にしてもらえるでしょう。
5位の「その他」の回答には、「特にほしいものはない」といったお声もありましたが、そのような方にとっても、カタログギフトは重宝することでしょう。

会葬御礼にいただきたいお品 ベスト5

  1. 自分で好きなものを選べるカタログギフトや商品券65.5%
  2. お茶、珈琲、調味料、海苔、ジュースなどの食品41.8%
  3. タオルや洗剤、石けん、寝具などの日用品18.8%
  4. 故人の思い出や人柄が感じられるもの9.0%
  5. その他3.5%

複数回答

「会葬御礼にいただきたいお品」についてもお聞きしたところ、こちらも「カタログギフト」と回答した方が最も多くなりました。2位以下についても、香典返しにいただきたいお品ランキングと大きな差はなく、ランキング内のお品物は安定して喜ばれるギフトといえそうです。
「その他」の回答のなかには、「会葬葉書」や「なんでもよい」といった声がありました。返礼品選びに迷われた際には、ぜひランキングを参考にしてみてください。

香典返しにおすすめのお品

アンケート調査では、香典返しのリアルが浮かび上がってきました。ここからは、具体的におすすめのお品をご紹介します。

カタログギフト・商品券

香典返しにはカタログギフトがおすすめな理由

もらった方が好きなものを選べるカタログギフトは、年代や性別、趣味趣向を問わず、幅広い方に喜ばれるのがメリットです。贈る側としても、品物選びに悩む必要がなくいっそう人気が高まっています。
香典返しにふさわしい落ち着いた装丁のものや、予算に合わせて幅広くラインナップされているのも選びやすいポイントになっています。香典返し専用のカタログギフトなども登場しており、多くの方に支持されています。

お茶・コーヒー

調味料・のり

タオル・洗剤・石鹸

香典返しの相場・金額は?

グラフ:香典返しにいただいたお品の金額は?

香典返しにいただいたお品の金額は?

香典の1/3以下 19.5%

香典の1/3程度 31%

香典の2/3程度 10.5%

香典と同額程度 5.8%

香典の額面以上 1.8%

※複数回答

香典返しをする機会はそうあるものではないので、相場や金額を知らない方もいるのではないでしょうか。実際に「香典返しにいただいたお品の金額」についてもお聞きしてみましたので、参考にしてみてください。
最も多かったのは、「香典の半額程度」で、次に多かったのが「香典の1/3程度」でした。
一般的に香典返しの金額相場は、いただいた香典の半額〜3分の1とされています。半分の金額をお返しすることから、「半返し」とも呼ばれています。例えば、1万円の香典であれば、3,000円〜5,000円のお返しをするのが通例です。ただし、親族からいただく香典は高額になることもあり、その場合には半返しにこだわる必要はありません。
なお、会葬御礼にいただいたお品の金額は、以下のようなランキングとなりました。相場をチェックし、返礼品選びの参考にしてみてください。

会葬御礼にいただいたお品の金額は?

500円未満6%

500円~1,000円未満21.3%

1,000円~2,000円未満39%

3,000円~5,000円未満36.5%

5,000円以上14.8%

複数回答

香典返しはどこで買う? 購入先を選ぶポイント

家にいながらネットで購入できる36.3%

予算に合わせて選べる、さまざまな価格帯の品物がある34.8%

包装や挨拶状など、香典返し専用のサービスがある33.0%

みなさまに喜んでいただける定番的な品物がある26.3%

マナーなどのケアをお店側がしてくれる26.0%

複数回答

香典返しは、ネット通販、百貨店、葬儀社などで購入することができますが、実はどこで購入するかも大切です。アンケートでは、実際に香典返しを購入する際、「購入先を選ぶときのポイント」についても伺いました。
ネット通販が充実してきた昨今、ネット購入できるかどうかは大きなポイントです。また、
香典返しを選ぶ機会はそうあるものではないので、「マナーなどのケアをお店側がしてくれる」、「包装や挨拶状など、香典返し専用のサービスがある」なども、重要な視点です。また、「さまざまな価格帯の品物がある」ことも重視されています。正解はありませんが、カタログギフトであれば上記のようなポイントが網羅されており、安心してお贈りできるでしょう。

香典返しの受け取りを辞退することはできる?

「遺族に負担をかけたくない」と思う場合や、勤務先の規定などで香典返しの受け取りが禁止されている場合、また、香典の額が少額である場合などには、香典返しの受け取りを辞退することもできますし、受け取りを辞退することは失礼に当たりません。
香典返しの受け取りを辞退することを遺族に知らせる方法はいくつかあります。

香典返しの受け取り辞退を表明する方法

  • 香典袋の中袋に「お香典返しは辞退させていただきます」など、辞退する旨を記載する。
  • 辞退することを記した一筆箋などを香典袋に入れる。
  • 葬儀に参列する場合は、受付でお返しを辞退したい旨を口頭で伝える。
  • 配送で香典を送る場合は、お悔やみの手紙を同封し、そこに香典返しを辞退したいこととその理由についてもしたためる。

香典返しのお品に割引商品はNG?

香典返しでいただいた品物がネットなどで割引されているものだとわかったらどう思う?

かなり残念9.3%

残念14.8%

どちらともいえない28.8%

気にならない29.5%

まったく気にならない17.8%

実際に香典返しを受け取った方々に「香典返しでいただいた品物がネットなどで割引されているものだとわかったらどう思いますか?」という質問を投げかけたところ、このような結果になりました。
「気にならない」「まったく気にならない」という寛容派が多くなっていますが、「残念」「かなり残念」という方も24%以上いらっしゃいます。
故人を偲んで香典をくださる方々に残念な思いをさせるのは、今後のお付き合いを考えても避けたいもの。割引販売をしていない、信頼できる商品を選ぶのがおすすめです。

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