【2023年最新】喪中見舞いとは? 人気&おすすめのお品と金額相場について

「喪中ハガキが届いたけれど、どうしたらいいの?」このように迷われる方も少なくないのではないでしょうか。喪中見舞いは、身内や親しい方の訃報に対して哀悼の意をお伝えする大切な機会です。ここでは、喪中見舞いの基本的なマナーや、喪中見舞いに人気&おすすめのお品をご紹介します。

昨年、喪中見舞いをもらった男女400名にインターネット調査

調査期間:2023年1月31日~2月3日

喪中見舞いとは?

喪中ハガキを受け取った際、お悔やみの気持ちを込めてハガキや手紙、お線香などのお供え物やお花などのお品、香典をお贈りするのが「喪中見舞い」です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

喪中見舞いはいつ贈ればいいの?

「喪中見舞い」は、寒中見舞いと違って、特に贈る時期というものは決まっていません。しかし、喪中見舞いは元々、寒中見舞いよりも早くお悔やみの気持ちを伝えたいという心遣いから始まりました。ですから、喪中はがきを受け取ったらすぐに喪中見舞いを贈るようにしましょう。年内にお送りすれば、年明けを待たずにお相手の方へお悔やみの気持ちを伝えることができます。

ちなみに、寒中見舞いは、松の内(地域によって異なるが、関東では元旦から1月7日、または1月15日までの期間)が明けてから立春までと贈る時期が決まっています。お返事を出すタイミングが松の内以降になる場合には、寒中見舞いとなります。

喪中見舞いののしは?

喪中見舞いで品物を贈る際には、表書きののしに「御供」または「喪中見舞い」と書いたものをつけるのが一般的です。悲しい出来事の不祝儀にまつわるお品となるため、結び切りの水引を選びます。

喪中はがきをもらったら、みんなはどうしてる?

グラフ:喪中見舞いにもらったお品ランキング ベスト5

1 ハガキ・手紙などでのお悔やみの言葉(2023年79.3%/2022年80.5%)

2 線香やろうそく(2023年20.3%/12.8%)

3 お茶(2023年7.8%/2.8%)

4 現金(お香典)(2023年7.3%/5.5%)

5 お菓子(2023年5.8%/2.8%)

※複数回答

喪中ハガキを受け取った方は、どのように対応されているのでしょうか。また、喪中見舞いには何を選べばよいのか、気になりますよね。実際に喪中見舞いを受け取ったことのある方に、喪中見舞いにどのようなものをもらったかお聞きし、ランキングにまとめました。

1位は「ハガキ・手紙などでのお悔やみの言葉」です。2022年、2023年、いずれの調査でも圧倒的に多いものとなっていました。2位は、「線香やろうそく」、3位は「お茶」、4位には「現金(お香典)」、5位には「お菓子」がランクインする結果となりました。

喪中見舞いにおすすめのお品5選を深掘り

喪中見舞いとして贈る品物には、特に決まりがあるわけではありません。とはいっても、お相手にお悔やみの気持ちを伝えるとともに、失礼のない品物を贈りたいものです。ここからは、喪中見舞いに人気&おすすめのお品5選をご紹介します。

ハガキ・手紙などでのお悔やみの言葉

喪中見舞いにもらったお品ランキングでも1位に入った「ハガキ・手紙などでのお悔やみの言葉」。これらを贈る際には、細やかな気遣いも必要となるので、失礼のないよう押さえておきたいところです。

まず、ハガキは、スタンダードな白、もしくはブルーやグレーといった寒色のものを選びましょう。胡蝶蘭や山桜、ヤマユリといった白を基調とした控えめな絵柄のものもおすすめです。

ハガキに貼る切手も、63円普通切手・ソメイヨシノを使用します。菊が描かれている63円切手は、お悔やみの手紙や仏事案内に用いるものなので、ハガキには使用しないようにしましょう。

ハガキや手紙の文章の中身にも、ご遺族への配慮が必要です。賀詞といわれるおめでたい言葉(賀正・迎春・おめでとうございます、など)は避け、頭語(拝啓・復啓)や結語(敬具・拝答など)は必要ありません。また、「頑張って」、「元気を出して」といった励ましの言葉も避けましょう。ご遺族の体を気遣う言葉や、故人との思い出を共有するような言葉を選びましょう。

線香やろうそく

喪中見舞いのお品と言えば「線香やろうそく」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。葬儀や法事などの際にお線香を贈ることは、日本の歴史のなかで伝わってきた風習でもあります。
また、ろうそくはお線香を用いないキリスト教や神道などの宗教の方へもお贈りしやすいお品でもあります。もちろん、仏式でも好評のお品となっています。

お線香には、ご自身で使用する「家庭用」と、ギフトとしてお贈りする「贈答用」があります。贈答用のお線香では「伽羅(きゃら)」「沈香(じんこう)」「白檀(びゃくだん)」などの高級素材が使われるものが多く、当然価格も家庭用よりも高価になります。化粧箱や桐箱など、パッケージが立派なのも特徴です。

近年は煙の少ないお線香、上品で優しい香りのお線香など、バリエーションが多くあり、ろうそくについても可憐な絵が描かれた絵ろうそくなど、選択肢が増えています。
お線香と、ご遺族の方がそれぞれの状況に応じて欲しいものを選べるカタログギフトとのギフトセットもありますので参考にしてみてください。

お茶

仏教では仏壇に水やお茶をお供えするため、お茶は喪中見舞いの定番品となっています。仏壇がないご家庭でも、来客時にお茶を出す際に重宝します。お供えとして贈る場合には、紅茶やフルーツティーよりも、緑茶を選んだほうが好ましいでしょう。
複数の種類の銘柄が入ったお茶の詰め合わせや、有名どころの高級茶、お菓子とお茶がセットになったものもあります。

現金(お香典)

喪中ハガキをいただいてから時間が経ってしまったり、お香典を贈るタイミングを逃してしまった場合、喪中見舞いとして香典を贈ることができます。
このとき気をつけたいのが、新札は使用しないこと。また、喪中見舞いのお手紙も添えるのを忘れないようにしたいですね。相場については記事の後半で触れていますので、そちらも参考にしてみてください。

お菓子

喪中見舞いでよく選ばれているお品のひとつが「お菓子」です。仏壇へのお供えものとして、来客時のお茶菓子として故人だけでなく、遺族の方にも喜ばれるでしょう。お菓子を選ぶ際には、焼き菓子やせんべいなど、個包装になっていて、日持ちのするものを選ぶとよいでしょう。喪中見舞いには、迎春を感じさせない色味が落ち着いたパッケージのものがおすすめです。故人が好んで召し上がっていた思い出のあるお菓子などは、お供え物として喜ばれる贈りもののひとつです。

ご遺族が好ましいと感じる「喪中見舞い」は?

グラフ:好ましいと感じる「喪中見舞い」は?

1 故人の供養になるもの 33.0%

2 特に必要ないと思う 29.0%

3 贈り主の気持ちが伝わるもの 19.3%

4 遺族を慰めるもの 13.3%

喪中見舞いにおすすめのお品をご紹介しましたが、それらのお品を受け取るのはご遺族の方です。そこで、実際に喪中見舞いを受け取ったご遺族の方に、好ましいと感じる喪中見舞いについてお聞きしました。

最も多かったのは、「故人の供養になるもの」で、圧倒的に好まれていることがわかります。
2位は「贈り主の気持ちが伝わるもの」、3位は「遺族を慰めるもの」、4位は「葬儀などの出費の足しになるもの」という声が上がっています。故人やご遺族のことを考えて選んだものを贈ることがポイントになりそうです。

カタログギフトも選択肢の一つに

昨今では故人の方への供養になるお線香とカタログギフトがセットになったギフトもあります。
故人の供養になるものに加え、遺族の方にも欲しいものを贈ることができるギフトですので、きっと贈り主さまの気持ちが伝わるはずです。

喪中見舞いの「お供え物」「お香典」の金額相場は?

お線香やお花などのお供え物

1,000円程度 15.4%

2,000円程度 19.2%

3,000円程度 34.6%

5,000円程度 21.2%

10,000円程度 18.3%

15,000円程度 2.9%

20,000円程度 1%

30,000円程度 0%

30,000円以上 2.9%

現金やギフト券などのお香典

1,000円程度 2.9%

2,000円程度 11.8%

3,000円程度 23.5%

5,000円程度 32.4%

10,000円程度 23.5%

15,000円程度 2.9%

20,000円程度 14.7%

30,000円程度 5.9%

30,000円以上 8.8%

喪中見舞いを贈る際に検討する必要があるのが、予算や相場です。アンケート調査からわかった相場は以下の通りです。

まず、お線香やお花などのお供え物では、「2,000円〜3,000円程度」が最も多くなっています。少数ですが、「10,000円〜15,000円程度」のものを受け取っているケースや、「30,000円以上」のお供え物を受け取ったという方もいらっしゃいました。

次に、「現金やギフト券などのお香典」の相場を見てみましょう。
一番多かったのは、「3,000円〜5,000円程度」でした。次に、同率で「2,000円〜3,000円程度」&「5,000円〜10,000円程度」という結果になりました。
金額に決まりはありませんが、一般的な相場は5,000円程度だといわれていますので、参考にしてみてください。

喪中見舞いはどなたからいただいた?

お線香やお花などのお供え物

親せきから31.4%

故人の友人・知人から31.9%

故人の仕事関係の方(個人)から9.7%

故人の仕事関係の方(法人または連名から)から6.3%

遺族の友人・知人から10.1%

遺族の仕事関係の方(個人)から6.3%

遺族の仕事関係の方(法人または連名から)から4.3%

現金やギフト券などのお香典

親せきから36.6%

故人の友人・知人から15.5%

仕事関係の方(個人)から9.9%

故人の仕事関係の方(法人または連名から)から5.6%

遺族の友人・知人から14.1%

遺族の仕事関係の方(個人)から9.9%

遺族の仕事関係の方(法人または連名から)から8.5%

喪中見舞いにお供え物、お香典をもらったことのある方に、どのような方からいただいたのかをお聞きしました。
「お線香やお花などのお供え物」は、「故人の友人・知人」から贈られたケースが最も多く、ほぼ同数で、「親せき」からも贈られていることがわかりました。

「現金やギフト券などのお香典」については、最も多かったのが「親せき」からで、次いで「故人の友人・知人から」という回答でした。

喪中見舞いに手紙やハガキでお悔みの気持ちを伝える方が多い中で、お供え物やお香典をお贈りする方は故人と親しい関係にある、親せきや故人のご友人、知人が多いという結果となりました。
故人やご遺族との関係性、状況によっても、お贈りする喪中見舞いの内容は異なるようです。
こうすればよい! という決まりがないからこそ迷うこともあるかと思います。記事で紹介したランキングなどを参考に、故人やご遺族との交友関係を踏まえたお品を、お贈りしてみてください。

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