京都、錦市場で昔から愛されている名店「冨美家」の特製すきうどんは、京の三大名品「生麩・ひろうす・湯葉」が入ったとても贅沢なうどんです。京風の上品なダシの中に、もっちりシコシコしたうどんと、鶏肉、エビ、椎茸、おもちなどの多彩な具がたっぷり。お椀によそうと京風の上品なダシの香りが広がり、ひと口食べただけで、上質なおいしさを実感。ひとつひとつの具材の旨さを噛みしめながら、最後のひと口まで飽きさせません。二人で食べるには十分すぎるくらいのボリュームで、お腹いっぱい、幸せいっぱいの満足感に浸れます。
おうどんで有名な冨美家ですが、最初は甘味処からはじまりました。昭和21年6月、戦後まもなく、まだ砂糖が高価で希少だった頃、サッカリンやズルチンといった人工甘味料が主流だった甘味を本物の砂糖と京都丹波の大納言あずきを使って作った、おぜんざいを売ったのがはじまり。甘いものが大好きな女性に大人気になり、パフェ、氷などメニューも増えていき、甘みと同じように本物の素材にこだわったおうどんも出すようになって好評を博します。今日でも錦市場の中で毎日の買い物に来られた主婦の方々の休憩の場として、お昼どきにはご近所のサラリーマンやOLの方々で賑わっています。
鍋焼きうどんで名を馳せた「冨美家」は、素材へのこだわりを大切にしています。たとえば、だしに使用する昆布は、ぬめりが少なくておだしに適した利尻の天然昆布がいちばん、麺に使う小麦粉は日清製粉の最高級麺用粉を100％使用し、瀬戸の甘塩を溶いた水で練る、というようにそれぞれの素材を厳しい目で吟味。「これがいちばんおいしい」と納得したものだけを使って、昔ながらの製法でていねいに作っています。冨美家のうどんは、まさに「いちばんおいしい」が詰まった至福の味わいです。
うどんとだしのおいしさもさることながら、バラエティに富んだ具材も魅力。鶏肉、海老、もち、椎茸、くずきり、菊菜など、京の名物も合わせ、「冨美家」が何度も試食をくり返して選び抜いた最高においしい具材が、なんと全部で16種類もの具材が入っています。このセットひとつで、お店の味わいをそのままご自宅で再現できます。
