【2023年最新】男女別もらってうれしかった還暦祝いのプレゼント｜おすすめのお品と金額相場について

誕生日のように毎年あるものではなく、60歳のときに1度だけ訪れる還暦。一生に一度だからこそ、還暦祝いに何をしたらよいのか、どんなプレゼントが喜ばれるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、アンケート調査でわかった還暦祝いにもらってうれしいプレゼントや金額相場など、還暦のお祝いに関するアレコレをまるっとご紹介します。

※還暦祝いのプレゼントをもらった男女400名にインターネット調査。
※調査期間： 2023年8月18日～8月21日

2023年最新版！ お祝い年齢早見表

還暦祝い
お祝いの年齢	61歳（満60歳）
数え年でお祝い	1964年（昭和39年）生まれの方
満年齢でお祝い	1963年（昭和38年）生まれの方

還暦祝いは、生まれた時を1歳として、正月を迎える度に年齢が増えていく数え年で祝うのが本来の形式。ですので、満年齢では60歳がこれにあたります。しかし、近頃では生まれた時を0歳とし、誕生日を迎える度に年齢が増えていく満年齢でお祝いをする傾向にあります。数え年、満年齢のどちらでお祝いしても間違いではありませんので、お好みにあわせてお祝いをしましょう。

2023年は、数え年であれば1964年（昭和39年）生まれの方、満年齢だと1963年（昭和38年）生まれの方が還暦のお祝いの年齢になります。早見表を参考に、お祝いするタイミングを計画してみましょう。

還暦祝いとは

還暦祝いとは、60歳（還暦）を迎える方の長寿のお祝いを指します。
中国で発祥した還暦祝いは、日本では奈良時代に貴族たちが取り入れ、徐々に民間に広まっていったとされています。

還暦ということばは、日本でもおなじみの「十二支（じゅうにし）」と、10をひとくくりにする数詞である「十干（じっかん）」を組み合わせた「干支（えと）」が関係しています。干支は60種類あり、60歳を迎えると干支が一巡し、生まれた年の干支に還るため、第2の人生の始まりや、生まれ直しの年と考えられてきました。「生まれたときと同じ暦に還る」という意味で「還暦」と呼ぶようになったのです。

【男女別】還暦祝いのプレゼントにもらったものは？

【男性編】還暦祝いのプレゼントにもらったものTOP5

実際に還暦祝いをもらった男性に、どんなプレゼントをもらったのかをお聞きしたTOP5をご紹介します。
最も多かったのが「お酒」で、2位は「還暦にちなんだ赤いアイテム」でした。還暦には赤いちゃんちゃんこを着るイメージがある方も多いですよね。
3位は「お花」、4位「洋服や装飾品」、「食事（食事券含む）」という結果でした。

【女性編】還暦祝いのプレゼントにもらったものTOP5

では、女性が還暦祝いのプレゼントにもらったものを見てみましょう。
1位は「お花」、2位は「食事（食事券含む）」、3位は「還暦にちなんだ赤いアイテム」となり、男性のランキングと見比べた時に「お花」が1位になり、「お酒」がランク外となったのが特徴的。
4位は「旅行」、「その他」となり、「その他」の回答では、エステ招待券や化粧品といったプレゼントが目立ちました。

【男女別】還暦祝いにもらってうれしかったプレゼント！ ベスト5

「還暦祝いにもらってうれしかったプレゼント」について、男女別の回答を見てみましょう。
男性編では、2位以下を大きく引き離して「お酒」が1位に。「もらったプレゼント」ランキングを見ても「お酒」は1位を獲得しており、男性への還暦祝いではハズさないプレゼントになっているようです。ただし、2位以下は、もらってうれしいランキングと内容が入れ替わっています。もらってうれしいものとして、「洋服・装飾品」と「食事（食事券含む）」がランキングを上げています。

女性編では「お花」が1位。2位を引き離しての1位となっており、その人気ぶりがうかがえます。2位と3位には「食事（食事券含む）」と「旅行（温泉券・宿泊券含む）」がランクイン。みなさんと一緒に楽しい時間を過ごしたいというのが還暦を迎えた女性たちのホンネなのかもしれませんね。

【男性編】還暦祝いにもらってうれしいプレゼント！ ベスト5の深堀り&おすすめ

1位　お酒

男性に贈る還暦祝いの定番プレゼントとなっているお酒。縁起のよい贈りものとして、日本酒やプレミアムなお酒を選ぶと、より一層喜ばれるでしょう。また、贈る方の生まれ年のお酒や、希少酒、ボトルに名前を刻印できるものなどバリエーションも豊富です。お酒といっても、ウイスキーやワイン、日本酒、焼酎と種類もさまざまあるので、贈る方のお好みに合わせてセレクトできるのもうれしいポイントです。

2位　洋服や装飾品

洋服や装飾品は、日常生活で使いやすく、もらった方にも喜ばれるプレゼントです。帽子やTシャツ、手袋など、実用的でデザイン性に優れたものが豊富にそろっています。

3位　還暦にちなんだ赤いアイテム

還暦といえば赤色を思い浮かべる方も多いはず。諸説ありますが、赤色は身につけることで病気から身を守ったり、魔除けや厄除けの意味があるとされています。少し前までは、赤いちゃんちゃんこや赤い頭巾、赤い座布団で着飾ってもらい、還暦祝いをするのが主流でした。しかし、いまでは大きなイベントはせずに赤いアイテムの贈り物をする方も増えています。 赤色のグラスやお椀、お箸などの食器類から、財布やバックなどの赤いファッション小物など日常使いできるもののなかから選ぶ方も多くなっています。また、赤いものを身に着けるのが恥ずかしい方には下着や肌着などがおすすめです。

4位　食事（食事券含む）

普段はなかなか行けないような人気レストラン、高級店のお食事をごちそうするのも還暦祝いにはぴったりです。
一緒に食事をしながらお祝いができればベストですが、遠距離や多忙でそれが難しい場合には、食事券を贈るのもよいのではないでしょうか。最近では、全国津々浦々から厳選した料亭やレストランを掲載したカタログからお好みの1軒を選んでいただけるお食事券カタログギフトもありますので、選択肢の1つとしてみてください。

5位　花

お祝い事で贈られることが多い花は、実は男性にも喜ばれるプレゼントです。還暦にあわせた赤いバラや高級感のある胡蝶蘭、ユリのほか、季節の花束なども喜ばれるでしょう。箱のまま飾れて持ち運びしやすいフラワーボックスや、手間がかからないプリザーブドフラワーもおすすめです。

【女性編】還暦祝いにもらってうれしいプレゼント！ ベスト5の深堀り&おすすめ

1位　花

お花は女性に人気の高い贈り物です。還暦祝いであれば、赤いバラはもちろんのこと、「祝福」という花言葉をもつカサブランカや、「希望」や「常に前進」といった花言葉をもつガーベラ、「幸福が飛んでくる」という花言葉をもつ胡蝶蘭などが還暦祝いにぴったり。花束や鉢植えで贈ったり、他のプレゼントにお花を添えて贈るのもおすすめです。

2位　食事（食事券含む）

男性からの人気が高い食事は、女性からも喜ばれる贈りものです。懐石、すき焼き、お寿司などの和食のほか、イタリアンやフレンチなどのラグジュアリーなレストランもお祝いのお食事にはぴったりです。還暦祝いのプランを用意しているお店もあるので、ぜひチェックしてみましょう。家族でお祝いの食事会を開く場合には、個室などのゆっくりできる空間を用意すると、落ち着いて食事ができてよいですね。

3位　還暦にちなんだ赤いアイテム

女性からも支持率が高かった赤いアイテム。ネックレスやイヤリングなどの赤色が施されたアクセサリーは、コーディネートのワンポイントにもなるのでおすすめです。バックやポーチも日常使いしやすく、おしゃれに敏感な女性には喜ばれるでしょう。その他、赤色が入った置き時計などのインテリアもプレゼントにぴったりです。

3位　旅行（温泉券・宿泊券含む）

一生に一度のお祝いだからこそ、非日常の特別な旅行をプレゼントするのもおすすめ。最近では、受け取った方が自由に滞在先を選べるカタログギフトタイプの温泉券や宿泊券があります。老舗旅館や名湯旅館、リゾートホテルなどラインナップが豊富で、贈るお相手の予定を聞かなくても招待券を贈ることができるのもうれしいポイントです。

5位　洋服や装飾品

赤い洋服や装飾品はちょっと派手かも……という方には、長く愛用いただけるベーシックなアイテムを贈るのもおすすめです。肌触りのよい上質なニットカーディガンや、深紅のストールなど、ワンポイントで赤が入ったバッグなど、日常使いしやすいアイテムはいかがでしょうか。

5位　その他

その他のプレゼントを見てみると、電動自転車、携帯電話といった、電化製品から、エステ優待券、コーヒー茶碗などの実用的なもののほか、ビデオレターなども喜ばれるようです。中には、健康診断をプレゼントされてうれしかったとお答えされている方もいらっしゃいました。

還暦祝いのマナーと金額相場

還暦祝いの相場は？ 贈る相手によって予算は変わる？

還暦祝いの一般的な相場は、ご両親の場合は「30,000円～50,000円」、祖父母の場合は「10,000円～30,000円」、親せきや職場の方、お世話になった方へは「10,000円以下」となっていますので、目安として考えるとよいでしょう。

還暦祝いのプレゼントのマナー

還暦祝いのプレゼントを贈る際には、縁起が悪いものやマイナスのイメージが着くもの、贈るお相手が不快に感じるものは避けましょう。
例えば、老眼鏡や杖など、お年寄り扱いをされていると感じるようなものはNG。菊の花や白いハンカチも死を連想させるため贈らないようにしましょう。また、目上の方に贈る場合には、仕事道具や履物を贈るのもタブーとされていますので、気を付けましょう。

還暦といえば、赤いちゃんちゃんこや頭巾が有名ですが、最近の60歳はまだまだ現役で元気な方が多く、それらが恥ずかしく感じる方も多いようです。従来の慣習にとらわれ過ぎず、感謝の気持ちを込めた贈り物をするとよいでしょう。

その他のマナーについて

そのほか、還暦お祝いの由来やマナーについての詳細は、こちらも要チェック!

還暦を迎えたみなさんの気になるホンネは？

還暦を迎えた皆さんの還暦祝いに関するホンネを調査してみました。

赤いアイテムはうれしい？

還暦のテーマカラーである赤いアイテムについてお聞きしたところ、半数以上の方が「赤いアイテムはどれもうれしくない」と回答されました。「赤いアイテム=年寄り扱い」というイメージがあるのかもしれないので注意したいですね。とはいえ、贈る側からすると赤にこだわりたい気持ちがあるもの。真っ赤なものは避けて、アクセントやポイントで赤が入ったアイテムなどを選ぶのがよいのかもしれません。

記念品or実用品　もらってうれしいのはどっち？

記念品と実用品ではもらってうれしいのはどちらでしょうか。
回答を見てみると「実用品」と答えた方が過半数超えという結果になりました。もちろん、「記念に残るもの」と回答された方もいらっしゃいますが、迷ったときには実用品を選んだほうがベターかもしれません。

似顔絵や名前の入ったオリジナルアイテムはうれしい？

還暦の贈り物として選ばれることが多い、似顔絵や名前の入ったオリジナルアイテムについてはどうでしょうか。調査結果を見ると「どちらともいえない」と「うれしくない」と回答した方を合わせると半数以上に！「もらってうれしい」と回答した方は、25.5%と意外にも少ない結果になっています。
前述のように記念品よりも実用品の方が求められる傾向にあることがわかりましたが、似顔絵や名前の入ったアイテムは実用的とは言い辛い一面があります。この結果は、せっかくもらったものは、日常で活用したいというポジティブな気持ちの表れなのかもしれません。

還暦祝いには体験型ギフトがおすすめ！

還暦祝いにもらってうれしいのは「食事券や宿泊券など思い出に残る体験型ギフト」と回答した方が半数以上となりました。
ここまでご紹介したランキング内でもランクインしてきた「食事」や「旅行」は、贈られる方にとっても非常に喜ばれる特別なプレゼントのひとつだということがわかりました。
一生に一度のお祝いに、楽しいひと時という特別感のある贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

還暦の記念に素敵な装飾で記念撮影を！

還暦は人生に一度だけの大切な記念ですので、お祝いをしたときには記念撮影をするのがおすすめです。お部屋や会場を装飾しておこなう記念撮影についてどのように思われるかお聞きした結果が以下になります。

この調査結果を見ましても、還暦祝いの記念撮影が喜ばれていることがわかりますので、お祝いをする際には記念撮影を忘れたくないですね。
前述のようにグッズギフトよりも体験型ギフトが喜ばれていることもありますので、楽しい時間を閉じ込める意味でもおすすめです。
還暦の記念である「60」という数字を入れながら、バルーンやオーナメントなどでデコレーションして、素敵な記念撮影をしてみてください。