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ハートを伝える、日本のゆかしき贈り物。

寺田朗子 特定非営利活動法人国境なき子どもたち 会長

 贈り物って、何を贈るものなのでしょうか。何を贈られたら嬉しいものでしょうか。私は特定非営利活動法人国境なき子どもたちの活動を通じて、そのことについて深く考えさせられました。
 私たちはこれまで、カンボジア、フィリピン、ベトナムをはじめとするアジアから、パレスチナ、ヨルダンといった中東まで、世界のさまざまな国と地域を訪問してきました。ストリートチルドレンのような、保護を必要とする子供たちに、安全な生活が送れるような施設を用意したり、教育や職業訓練の機会と場所を与えるお手伝いをするためです。
 「国境なき」とはいいますが、活動は海外に限りません。東日本大震災のときには、すぐに中古の軽ワゴン車を買って、その週末のうちに被災地まで駆け付けました。避難所に救援物資を届け、支援ニーズを調査するためです。
 私たちが、なぜそうした活動に進んで取り組むのか。なぜ求められるより先に、手を差し伸べるのか。それはシンプルに、そこに私たちにできる何かがあるからです。大きなことは何ひとつできないかもしれませんが、それでも世界のどこかには、私たちを待っていてくれる人たちがいます。
 私たちの心の支えとなり、喜びの糧となっているのは、活動を通じた新しい人たちとの出会い、触れ合い、そして心の繋がりに他なりません。たくさんのハグや笑顔は、かけがえのない贈り物となりました。
 いまも私の大切な宝物になっているのは、フィリピンのR君という、墓地で暮らしていた男の子からの手紙です。親に見捨てられた子で、私のことをマミーと呼んで慕ってくれました。彼が送ってくれた手紙には、「from R・テラダ to マミー・サエコ」と書いてあって。いじらしいのと嬉しいのとで、涙が止まりませんでした。
 本当の贈り物というのは、つまりハートなんですね。あなたのことを想っているよ、好きだよ―――そんな気持ちが託された贈り物は、贈る人も、贈られる人も幸せにしてくれるものなんですね。
 私が人様に贈り物をするとき、リンベルのカタログギフトが何かと役に立っています。 ちょっと大袈裟な喩えですが、「さあ、私はあなたにこれそれを贈ります。どうぞ愉しんでください」というのが欧米型の贈り物だとすれば、「あなたを想うハートを贈ります。どうぞお好きなときに、お好きなものを取り寄せてください」といったカタログギフトのスタイルは、ある意味とても奥ゆかしくて、日本の美徳に適っていると思うのですが、いかがでしょうか。

都内にある「国境なき子どもたち」事務所にて。
撮影/平良 耕(cracker) 文/大野 重和(lefthands)

Saeko Terada

1946年東京に生まれ、幼稚園から高校まで雙葉に学ぶ。東京外国語大学フランス語科入学。10年という長い在学中には、フランス留学、結婚、2児の出産を経験。卒業後は3児の母として育児に追われる日々を過ごした。1992年大学の先輩の働きかけがあり、国境なき医師団日本の事務局ボランティアとして設立時から関わる。1998年から7年間会長をつとめ、1999年にはノーベル平和賞授賞式に日本代表として参列。現在は国境なき子どもたち会長として、アジア各地や東北にも足を運ぶ。猫が大好き。草取りが大好きな「メメ」(フランス語のおばあちゃん)である。

鮮やかな緑のブラウスは、カンボジアの子供たちが織った絹の布地で仕立てたもの。(写真右)

寺田氏イメージ

各著名人にもご利用いただいているリンベルのカタログギフト。一流ブランドをはじめとする豊富な品揃えと万全のサポート&アフターケアで、贈り主様の真心をお届けします。

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