文例でチェック! 永年勤続の祝辞、失礼にならない言葉遣いを覚えよう

お祝いの言葉を述べるにあたっては、相手より目上か目下かによって言葉遣いが変わってきます。自分なりに内容を工夫した祝辞は良いものですが、知らないうちに上から目線の言葉遣いにならないよう、基本をチェックしておきましょう。

イラスト:昔の苦労話を織り交ぜながら祝辞を述べる社長と、目を潤ませながら聞いている永年勤続表彰者の社員。

祝辞には「お祝い・功労を称える・今後への期待」を盛り込む

相手が目上の方なら尊敬の念を、目下の方なら謝意を込めて

永年勤続の祝辞に必須の要素としては、下記が挙げられます。

  • お祝いの言葉
  • 功労を称える言葉
  • 今後に期待する(健康を気づかうなども)言葉

目上の方への祝辞であれば相手の労をねぎらったり、期待をかけたりする立場にありませんから、功労に対して尊敬する気持ちを表し、今後についても“祈念”する、指導や力添えを求めるといった言葉遣いを心がけましょう。

目下の方への祝辞なら、功労に対する感謝の気持ちを伝え、また今後に“期待”する言葉遣いで。間で、共に苦労したエピソードなども振り返ると、感慨を深めていただけるでしょう。

気持ちの伝わる永年勤続の祝辞

社長、上司など目上の方から贈る永年勤続祝辞の文例

本日勤続〇年の表彰を受けられた皆様、誠におめでとうございます。
長年のご功績に心より感謝し、お祝い申し上げます。

皆様がご入社の○○年から現在までには、○○などで社会情勢が大きく動き、○○業界や当社の事業にも多大な影響がございました。決して楽とは言えない道のりを、時には踏ん張って耐え、また時には力を振り絞って今日まで当社と共に歩んでいただいたことは、誠に素晴らしいことだと存じます。

これからも主事業である○○はもちろん、後進の指導など、あらゆる面で皆様のお力を頼ることになるかと思います。どうか健康には十分に留意していただき、末永く力を尽くしていただけますよう、お願い申し上げます。

部下など目下の方から贈る永年勤続祝辞の文例

本日勤続〇年の表彰を受けられた皆様、誠におめでとうございます。
長年のご功績に心より敬意を表し、お祝い申し上げます。

決して平坦では無い道のりを歩み続けるために、たゆまぬ努力を重ねてこられた皆様。そのお姿は、後に続く私どもにとって、成長への道標であり、常に目指すところととなるものです。

これからますますのご活躍を祈念しますとともに、どうか健康には十分にご留意いただき、私どもにも末永くご指導を賜れますよう、お願い申し上げます。

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