オフィス移転での贈答品、贈る時期や贈り方を覚えておこう

取引先の企業からオフィス移転のお知らせが届いたら、お祝いの贈答品をお贈りするのが慣例です。しかし、贈ってはいけないケースがあることをご存じでしょうか。ここでは移転祝いを贈るケースやタイミング、相場、熨斗(のし)の書き方についてご紹介します。

イラスト:お祝と書かれた立て札がついたフラワーアレンジメントを飾った新しいオフィスの前で「ぐっと華やかになったね!」と喜んでいる会社員

移転祝いを贈ってはいけないケースもある

取引先がオフィスを移転した場合、移転祝いをお贈りしてはいけないケースが二つあります。

(1)業務縮小のための移転の場合

これはお祝いごとではないため、お祝いを贈るのはタブーです。

(2)お相手の企業が贈答品を辞退する方針の場合

業務拡大といった喜ばしいケースでも、贈ると相手を困らせてしまいます。

お品選びをする前に、上記のケースに当てはまっていないかをしっかり確認しておきましょう。

移転祝いをお贈りするタイミング

オフィスの移転は、何かと慌ただしいものです。お相手の手を煩わせないタイミングでお届けするのも、贈り物の大切なポイントになります。

一般的に移転祝いに良いとされるタイミングは、移転前日から移転後2週間ぐらいまでです。遅くなっても1カ月以内にはお贈りします。最も良いのは前日もしくは当日です。早すぎると移転作業と一緒になってしまいますし、遅すぎるとお相手のお返し準備が終わっているため、ご迷惑をかけてしまいます。

もし移転のお披露目が行われるのであれば、その日に持参するのもよいでしょう。その場合には、あまりかさばらない贈り物を選ぶようにします。

遅くなった場合は、お返しの不要な菓子折りを

お贈りするのが移転後1カ月を過ぎてしまいそうな場合には、まずは手紙でお祝いのメッセージをお贈りします。関係性や企業の風土にもよりますが、メールでも失礼にあたらないケースも増えています。

お祝いの言葉とともに、「落ち着かれたころに、ぜひおじゃまさせていただきます」など、訪問の意思があることをお伝えしておくとよいでしょう。
そのあとの訪問の際には、お相手にお返しの準備の負担をかけないように、お祝いではなくごあいさつとして菓子折りなどを持参します。

移転祝いの相場とギフト選び

移転祝いの相場はお相手の関係性によって変わる

移転祝いのお品の相場は、お相手の企業との関係の深さで異なってきます。重要・密接な関係であれば3万円から5万円くらい、お付き合いがある・通常ぐらいであれば1万円から2万円が相場です。お祝いごとにあたるため奮発したいと思うかもしれませんが、高価すぎる贈り物はかえってお相手に気を使わせてしまうことになります。お付き合いの程度にふさわしい相場でギフト選びをしましょう。

移転祝いにもタブーな贈り物がある

オフィス移転のギフトは、定番の胡蝶蘭や観葉植物、オフィスで使っていただける実用品、そのほかお相手にお品を選んでいただけるカタログギフトも人気です。

こちらの記事も参考にしてみてください。
取引先が移転! 移転祝いにおすすめの贈り物は?

オフィスの移転祝いには、贈ってはいけないものもあります。火や赤字を連想させる赤い花や赤のオフィス用品、火事を連想させるライターやキャンドルは避ける慣習があり、これは一般の引越し祝いや新築祝いと同様です。おめでたい紅白の配色はタブーではありませんが、あまりに真っ赤なものは避けたほうがよいとされます。

しかし、コーポレートカラーが赤である場合や、お相手からリクエストがあった場合は、お贈りしても問題ありません。コーポレートカラーの赤にちなんだ贈り物なら、その旨を一言添えるとさらによいでしょう。

移転祝いの熨斗(のし)のマナー

オフィスの移転祝いにお贈りするお祝いのお品や祝儀袋には、熨斗(のし)を用います。ちなみに、胡蝶蘭や観葉植物を贈る際に立て札(木札)や祝札がある場合にはこれらが熨斗の代わりとなるので、熨斗は不要です。

熨斗につける水引はちょう結びを選びます。ちょう結びは何度も繰り返し結べることから、何度あってもうれしいという思いを込めてのことです。

熨斗の表書きは「お祝」「御祝」「御移転御祝」などと記載します。縁起がよくないとされているので、「移転御祝」といった4文字の表書きは避けましょう。
熨斗の下半分には、贈り元の会社名または会社名と社長名、個人としてお贈りする場合は氏名を記載します。
毛筆で書くのが正式な作法ですが、筆ペンやフェルトペンでも失礼にはあたりません。ボールペンは簡易すぎるので使用しません。

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